61話 夏の思い出 ページ11
蒸し蒸しと暑い季節。
氷の私は既に溶けてしまいそうです。
あ"ぁ"〜、洗濯物を取り込まないといけないのにもう机の上に突っ伏してしまったから動けない〜。
そんな私とは違い、炎司さんは元々が炎だから暑さに強いのか私のようにぐったりはしていない。
その代わり首筋につたう汗の色っぽいこと。
もう、えちえちすぎてガン見しか出来ません！！
はぁ、私の旦那が今日もかっこいい。
いっぱいちゅき。
炎「そんなに見つめられると穴が空くんだが」
貴方が！！色っぽすぎるのが！！いけないんです！！！
と、声を大にして言いたい。実際言ったらもっと色気を出して私をキャパオーバーにした後食うから言わないが。
『あ、貴方が…っ！！』
顔ちっか…
頭をフル回転させている時俯く癖があるらしい私。
きっと何か考えているとこを察した炎司さんが頬杖をしながら、ニヤケを隠すことなく私を見ていた。
こんの確信犯め！！！
なんなんだ貴方！！自分顔の良さ分かっててやってるのか？！そうなのか？！そうなんだな！！！ちくしょう！！完敗だよ！！今日もかっこいいな！好きだ！！！
『え、炎司さんが色っぽすぎるのがいけないんです…私悪くないです。』
虫けらのような小声しか出なかったが炎司さんはその一言一句を聴き逃していないのだろう。
口角を最大限上げ満足そうな顔をし、私の髪をひと房掬って唇を落とした。
炎「夏はいい。俺が好きな時に好きなだけお前を構い倒すことができるからな。」
『夏は暑くて溶けちゃいます。』
炎「そのための炎と氷だろ？
2人が合わさったら中和できると思わないか？？」
あり？？
まさかこんな真昼間から食われる予感？？
『ま、待ってください！！子供達がいるのに！』
炎「あいつらは今日お前の実家に行くと言っていた。」
なんですって？！！
私そんなこと聞いてませんが？！！
『え、あの、でも明るい…』
炎「もうお前の体は知り尽くしてる。
だから、もう黙れ。大人しく俺に抱かれろ。」
あぁ、もう本当に狡い。
そんな欲に支配された目で私を見下ろさないで欲しい。
それをされたら私は貴方に身を委ねることしか出来なくなってしまう。
夏は嫌いだけど、好き。
だって炎司さんに全てを愛される頻度が高くなるから。
〜
燈「最近お父さんに家を開けろって言われる頻度が高いと思わない？冬美ちゃん。」
冬「そうね…お母さん大丈夫かしら？」
夏「無の境地」
焦「？？？(お菓子美味しい)」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1984人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかさたなはまやらわん - 定期的に見たくなる小説過ぎる（） (12月29日 13時) (
レス) id: 907bfd87dd (このIDを非表示/違反報告)
ari(プロフ) - ふと読みたくなる〜何回戻ってきたか覚えてないぐらい良い作品！！これからもお世話になります！！ (8月4日 12時) (レス) @page12 id: 5a5aa31b6c (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 本当に天然、ツンデレ、最高、素晴らしい、可愛いエンデヴァーでしか取れない栄養がある (7月23日 11時) (レス) id: 608bd786c9 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - ２回目読みました！やっぱいいっすね〜( ￣▽￣) (2023年1月15日 23時) (レス) @page12 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
天草 礼(プロフ) - マジでずっとニヤニヤしてやばいです！とても素晴らしい作品を読ませて頂きありがとうございます!!大好きです!!! (2022年12月30日 16時) (レス) @page12 id: 79a8983217 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星桜 | 作成日時：2021年10月11日 0時
