39話 ページ39
今日は炎司さんとショッピングに来ています。
焦凍が乗っているベビーカーを炎司さんが押してくれている。
炎司さんが押しているとベビーカーが小さく見える。
腰を折り曲げ早くも遅くもないスピードで歩いているのを見ると可愛くて思わず笑みが零れた。
エ「む？」
『どうかなさいました？』
炎司さんが急に止まりある一点を見つめている。
私もその方向に目をやるとボロボロの小さな子供が1人で歩いている。
そんな子供を炎司さんが放っておけるわけない。
ベビーカーを私に託し、小さな子供と目が合うように腰を低くし話しかけた。
エ「おい、どうした？親とはぐれたか？」
炎司さんが話かけると顔を上げた。
『転孤君じゃない！
どうしたの？！そんなにボロボロになって！』
無理やり口角を上げ目の奥を真っ黒にしているこちらを見つめている転孤君。
転「エンデヴァーと燈矢君の…お母さん。」
その声はか細く今にも消えてしまいそうだ。
話を聞こうと近寄るといきなり転孤君の体から力が抜けこちらに倒れかかってきた。
エ「取り敢えず家に帰るぞ。話はそれからだ。」
炎司さんが転孤君を抱き上げ家へと向かった。
〜
転「ん、うぅん、あれ？ここどこ？」
『転孤君、起きた？大丈夫？』
転「燈矢君のお母さん？」
『えぇ、そうよ。』
転孤君が倒れてから2時間程たった頃目を覚ました。
転「あの、誰も手触ってない？」
『うん、大丈夫触ってないよ。』
酷く怯えたように震えている転孤君。
私が触ってないと言うとようやく方の力が抜けたのか安心した顔をし、笑顔を見せてくれた。
エ「起きたか。」
『はい。つい先程。』
エ「そうか。
起きて早々悪いが聞く。何があったんだ。」
転「…っ！」
安心した顔が一変し顔を青白くしてまた震え始めた。
目や首を強く掻き気毟っている。
口をパクパクと開いては閉じを繰り返している。
数分後意を決したのかポツポツと話してくれた。
転孤君から聞いた話は予想を覆す出来事だった。
個性の暴走。
無個性だと思っていた子がいきなり、それも殺傷性の高い個性が目覚めるとなると誰でも混乱する。
大人でも1人で抱え込めないほどのことを、こんな小さな子が1人で抱え込むなんていくら何でも荷が重すぎる。
炎司さんの顔を見ると難しい顔をして考え込んでいたが、なんの個性かわかっていない以上考えても無駄だと結論を下し転孤君を連れて病院へと向かった。
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LOTTE チョコレート - 轟家が最高すぎる！転孤が轟家の一員になった時は天才だなっって思いました！夢小説で一番好きかもです。素敵な作品をありがとうございます！ (7月30日 20時) (
レス) @page50 id: 4eb3235a56 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» やったぁぁ！ありがとうございます♡私も楽しく書くことが出来ました！今後ともよろしくお願いします！ (2021年10月10日 22時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
香夜(プロフ) - リクエストに答えて頂きありがとうございます！子供達が可愛くてまた、ニマニマしてしまいました。これからも楽しみしてます。 (2021年10月10日 11時) (レス) id: 612dbfa7a2 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» リクエスト書かせていただきました！なんか違うと思ったらバンバン言ってください！これとは別に新しく書き直しますので💦 (2021年10月10日 2時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» コメントありがとうございます！わわっ！天才ですか！？私もみたいです！()素敵なリクエストありがとうございます！絶対書かせていただきますのでしばらくお待ち下さい！更新頑張ります！！ (2021年10月9日 23時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星桜 | 作成日時：2021年9月5日 14時
