37話 志村転孤side ページ37
家にはルールがあった。
お父さんの決めたたった一つのルール。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヒーローの話をしてはいけない。
この家はお父さんが建てた家。
この家ではお父さんがルール。
あぁ、痒い。
燈矢君のお家だと全然痒くならなかったのにこのお家だと痒くなる。
転母「ねぇ、転孤。ヒーロー…まだなりたい？」
この家の人達は僕の夢をいつも否定する。
燈矢君のお母さんならヒーローになれるって言ってくれるのに。
なんでお父さんはダメだと言うのだろう。
僕のこと嫌いだからかな？
それとも個性が出てないからかな？
お母さんは言う。
お父さんは僕のことを嫌いじゃないと。
ただ、ヒーローが大変な仕事だと知っているだけと。
一筋縄でいかないことぐらい僕も分かっている。
それでもヒーローになりたい。
大人の言葉は絶対だ。
だからこそ家族から欲しいたった一言……
燈矢君のお母さんから言ってもらった一言が家族からも欲しかった。
お父さんの建てたこの家は僕をやさしく否定する。
〜
華「秘密だよ。この人おばあちゃんなんだって。
ヒーローなんだって。」
華ちゃんから見せてもらった一枚の写真。
何で僕に見せてくれたのか最初は分からなかった。
けど、華ちゃんが僕を応援していると言ってくれて、内緒で姉弟ヒーローになろって言ってくれて本当に嬉しかったんだ。
おばあちゃんはヒーローだったんだ！
家族にヒーローがいたなんて！
転「モンちゃん僕はね、今どんな困難にも立ち向かえる気がするよ。」
愛犬のモンちゃんとボール遊びをしている時、手にチリッとした痛みが走った。
転父「転孤！！書斎に入ったな！？見たな…！？」
この日は酷く蒸し暑かった。
雨上がりの湿気か荒れた肌をチクチクさして腹の底から痒みが湧いた。
華「転孤がぁ…転孤が見たいって言ったんだもん！！」
待ってよ、華ちゃん！！
華ちゃんが見せてくれたんじゃないか！
言い訳をしようと口をパクパクと開くが一向に言葉ご出てこない。
目の前が真っ暗になった瞬間頬に鋭い痛みが走った。
転父「あれはおばあちゃんじゃない。
子供を捨てた鬼畜だ。
いいか、ヒーローと言うのはな…他人を助ける為に家族を傷つけるんだ。」
助けて。見てないで。
ねぇ、助けに来てよ！誰か！！
…ははっ、助けてって言って助けてくれる家だったらこんなに苦しい思いなんてしてないよね。
もうやだ。僕もうやだよ。
みんな…嫌いだ…
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LOTTE チョコレート - 轟家が最高すぎる！転孤が轟家の一員になった時は天才だなっって思いました！夢小説で一番好きかもです。素敵な作品をありがとうございます！ (7月30日 20時) (
レス) @page50 id: 4eb3235a56 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» やったぁぁ！ありがとうございます♡私も楽しく書くことが出来ました！今後ともよろしくお願いします！ (2021年10月10日 22時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
香夜(プロフ) - リクエストに答えて頂きありがとうございます！子供達が可愛くてまた、ニマニマしてしまいました。これからも楽しみしてます。 (2021年10月10日 11時) (レス) id: 612dbfa7a2 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» リクエスト書かせていただきました！なんか違うと思ったらバンバン言ってください！これとは別に新しく書き直しますので💦 (2021年10月10日 2時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» コメントありがとうございます！わわっ！天才ですか！？私もみたいです！()素敵なリクエストありがとうございます！絶対書かせていただきますのでしばらくお待ち下さい！更新頑張ります！！ (2021年10月9日 23時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星桜 | 作成日時：2021年9月5日 14時
