34話 ページ34
数年後＿＿＿＿
三男焦凍が産まれた。
焦凍は炎司さんの髪と私の髪を半分に分けた綺麗な紅白髪だ。
個性にこだわっていた炎司さんだったが、焦凍を見ても利用しようとしている素振りは無かった。
ただ息子の誕生を純粋に喜ぶ父親の顔そのものだった。
燈矢も色々思うことあるだろうに"可愛い"と頬をつついたり頭を撫でたりと焦凍に構ってくれている。
燈矢の体は最初と比べるとガタイが凄く良くなった。
燈矢自身もそれに気付いているから全身鏡で筋肉チェックをしているのを偶に見かける。
その度に"ふふっ"と嬉しそうに笑うので私まで嬉しくなる。
顔は私に似ていて初対面の人には"お母さん似ね"とよく言われるそうだが、個性の話をすると"お父さん似ね"と言われるそう。
それを燈矢は"俺はお父さんとお母さんの良い所を受け継いで生まれたっぽい。どっちにも似てるんだって〜！"とニコニコしながら言ってくれるもんだからその日は涙が止まらなかったもを今も覚えている。
そんな思い出に浸りながら家事をしていると炎司さんが何やら急いで帰ってきた。
勢いよくドアを開け"A！燈矢！"と大きな声で私達を呼んだ。
燈「どうしたの？お父さん。」
私より早く炎司さんの元に辿り着いた燈矢が首を傾げ返答を待っている。
炎司さんは嬉しそうだけどどこか複雑な顔をして燈矢と向き合った。
エ「凄い癪だがオールマイトの紹介で燈矢の火力をフルパワー出せるサポートアイテムを作ってくれる人が見つかった！
名前はデヴィット・シールド。
世界的な科学者で、多くのヒーローのサポートアイテムを開発している。」
それを聞いて心から安堵した。
やっと、燈矢が全力で個性訓練に取り組める。
『良かったね！燈矢！』
燈「うん、そうなんだけど…なんか理解が追いつかないっていうか…」
エ「燈矢よ。」
燈「な、に？」
エ「これからもっと厳しくなるがお前は耐え抜く事が出来るか？」
燈矢は目に溜まった涙を腕で拭き取り、1番最初にヒーローに成りたいと言った純粋でキラキラした目をしながら炎司さんの目を力強く見つめ返している。
燈「うん！！」
炎司さんも本当によく考えてくれたんだろうな。
あとから聞いた話たんだけど、絶対に頼りたくない相手の筈なのに頭まで下げて頼み込んだそう。
自分のプライドを捨ててまで家族のため、子供のためと行動できる人は本当にカッコイイ。
ま、要するに私の旦那が世界一ってことよ。
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LOTTE チョコレート - 轟家が最高すぎる！転孤が轟家の一員になった時は天才だなっって思いました！夢小説で一番好きかもです。素敵な作品をありがとうございます！ (7月30日 20時) (
レス) @page50 id: 4eb3235a56 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» やったぁぁ！ありがとうございます♡私も楽しく書くことが出来ました！今後ともよろしくお願いします！ (2021年10月10日 22時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
香夜(プロフ) - リクエストに答えて頂きありがとうございます！子供達が可愛くてまた、ニマニマしてしまいました。これからも楽しみしてます。 (2021年10月10日 11時) (レス) id: 612dbfa7a2 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» リクエスト書かせていただきました！なんか違うと思ったらバンバン言ってください！これとは別に新しく書き直しますので💦 (2021年10月10日 2時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» コメントありがとうございます！わわっ！天才ですか！？私もみたいです！()素敵なリクエストありがとうございます！絶対書かせていただきますのでしばらくお待ち下さい！更新頑張ります！！ (2021年10月9日 23時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星桜 | 作成日時：2021年9月5日 14時
