29話 ページ29
燈「いたっ！」
『どうしたの？燈矢。』
燈「分かんないけど個性を使おうとしたら手がヒリヒリする。」
燈矢の手を覗き込むと火傷の様な怪我が掌にあった。
それを見てギョッとし急いで自分の個性で燈矢の手を冷やした。
『個性の特訓を沢山頑張ったからその代償が出てるのかもね。少し、休憩しよっか。』
燈「嫌だ！俺はお父さんを超えるんだ！」
何を言っても聞いてくれない燈矢に頭を悩ませていると救世主が登場した。
エ「騒がしいな。どうした。」
『あ、炎司さん。実は…』
先程までの事を炎司さんに話した。
話をしている最中、眉間に皺を寄せ難しい顔で何やら考え込んでいた。
エ「燈矢よ。休息も訓練のうちだぞ？
心配せずともお前は強くなっている。」
燈「…じゃあ少しだけ特訓お休みする。」
あまり納得のいっていない感じだったが理解はしてくれたみたいで少しだけ安心した。
でも、安心したのはほんの一瞬だけだった。
炎司さんから燈矢の個性について病院で話を聞こうと伝えられた。
いつもの自信に溢れた顔では無く、不安に駆られている顔だ。
直ぐに支度をし病院へと足を運んだ。
〜
「珍しい例ですね…
炎の個性因子はより色濃く引き継がれているのですが肉体はお母さんの方を強く引き継いでしまってるんです。
つまり…炎への耐性よりも氷結…寒さに適性のある身体なんです。
まぁ…デザインじみた事はね…
この個性時代禁忌なんで…やめといた方が…」
なんて事だ。
純粋にヒーローに成りたいだけの子供にとってあまりにも残酷すぎる。
私の体質を継いでしまったばっかりに…！
エ「落ち着けA。大丈夫だ。」
大丈夫だと撫でながら言ってくれている炎司さんの手が微かに震えているのを感じた。
〜
燈「せっかくの休みなんだから個性訓練付き合ってよ！！何で急にダメとか言うんだよ！！」
エ「ダメとは言っていない。
もう少し待て。お前の為なんだ。」
あの病院の1件から燈矢との特訓の数が大幅に減った。
それに不服な燈矢は毎日の様に炎司さんに訓練に付き合ってと言いよっている。
でも、炎司さんも炎司さんで色々と考えているのを私は知っている。
色々なサポート会社に電話し、燈矢の火力を最大限放出できる装置を作れないかと問うている。
不器用なだけ。
彼は燈矢に夢を諦めろとは絶対に言わない。
炎司さんが肉体のサポートに回るなら私は心のサポートに回ろう。
そう決意した。
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LOTTE チョコレート - 轟家が最高すぎる！転孤が轟家の一員になった時は天才だなっって思いました！夢小説で一番好きかもです。素敵な作品をありがとうございます！ (7月30日 20時) (
レス) @page50 id: 4eb3235a56 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» やったぁぁ！ありがとうございます♡私も楽しく書くことが出来ました！今後ともよろしくお願いします！ (2021年10月10日 22時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
香夜(プロフ) - リクエストに答えて頂きありがとうございます！子供達が可愛くてまた、ニマニマしてしまいました。これからも楽しみしてます。 (2021年10月10日 11時) (レス) id: 612dbfa7a2 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» リクエスト書かせていただきました！なんか違うと思ったらバンバン言ってください！これとは別に新しく書き直しますので💦 (2021年10月10日 2時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
星桜(プロフ) - 香夜さん» コメントありがとうございます！わわっ！天才ですか！？私もみたいです！()素敵なリクエストありがとうございます！絶対書かせていただきますのでしばらくお待ち下さい！更新頑張ります！！ (2021年10月9日 23時) (レス) id: 9002b39da0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星桜 | 作成日時：2021年9月5日 14時
