もしもの話。【僕のヒーローアカデミア】 (ページ38)

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⚠︎
構成上、青山くんが予選落ちとなってしまってます。
申し訳ございませんがご了承ください…。

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「いやー、まさか6位とは思わなかったよ。」

結局私の問いかけに満足げに頷いた人使くんと組むことになり、ただいま作戦会議中だ。他のメンバーはどうするか。

「…まぁ、反省点ばっかりだけどね。」
「そうだろうね。6位だったとしても先のこと考えれば……その声じゃねえ？」

わざとだろうがその嫌味ったらしい言い方に眉を潜める。

人使くんが組んでくれた時、安心した私がいた。第一種目で焦凍に強い言い方をしてしまったのが、心に小骨のように刺さっていたからだ。

本人は気にしていない様子だったし、もしかしたら覚えてもいないかもしれないけれど。

「俺たちの個性はやっぱり相性いいしさ。他のメンバーは、そうだな…。

やっぱり、悪いけど利用させてもらうしかないよね。」

「A組の尾白です。個性は尻尾。戦ったり、妨害したりできる。」

「B組の庄田二連撃です。名前の通り、打撃の後に好きなタイミングでもう1度打撃を発生させることができる。2度目の打撃は、1度目の数倍の威力になる。」

…なるほど。2人とも強い個性。私の個性で筋力の底上げをして、人使くんが洗脳して2人を操れば、防御も攻撃も申し分無しだな。

人使くんと目配せをする。申し訳ないけれど、利用させて(・・・・・)貰います。

「…C組の言実Aです。個性は……筋力の底上げ。」

最もらしい嘘に、ヒーロー科の2人は納得の表情を浮かべる。笑いを堪える人使くんを肘で突き、話を戻した。

「女性で身軽な言実さん(・・・)を騎手にして、尾白くん・庄田くん・僕で土台をする、で良いかな？」

「待ってくれ、君の個性は……「それじゃあいよいよ始めるわよ！」

始まる。ここで勝てなければ最終種目にはいけない。最終種目で活躍するのが、ヒーロー科への１番の快速切符だ。

「絶対勝つよ。」「当たり前だ。」

…ここで、絶対に勝つ。皆必死かもしれないけど、私たちは余計にここで負けるわけには行かない。

「３、２、１

＿＿＿＿＿…スタート！」

一斉に騎馬が動き出す。みんなの狙いは10,000,000Pだ。…だけど。

「尾白くん、庄田くん。10,000,000Pは避けて、まずはポイント獲得から動く！」

「「わかった！」」

…あれ、人使くん、もしかして今……？

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