７３ ページ23
支度をしてホテル内の集合場所へと向かう。
先に集合していた他のスタッフ達にも挨拶をして
メンバーが乗る車の傍で待機しながらスケジュール帳を見る。
今日は朝から会場でリハーサルをして、午後は雑誌のインタビューに夜はテレビの生放送に出演。
これが普通なのかハードなのか分からないけど
一般人からしたらめちゃくちゃハード…
すごいな…
ｽﾀｯﾌ『おはようございます』
その声に顔を上げると
まだ寝起きなのか、ぼやぼやした表情のメンバー達が車の方へと歩いてきている。
RM『よろしくお願いします』
そう言ってナムジュンを筆頭にメンバー達が次々と車に乗り込む。
サセンや追いかけてきたりするファンへの対策で車を分けて用意してあり、わたしは次の車に乗ることになっている。
えーっと、
あとはジミンとテヒョンと…ジョングク。
意識しちゃダメ！！
自然に！！
あんなの海外なら軽い挨拶だし！！
スケジュール帳を閉じてバッグにしまっていると
ぽんっと誰かの手が肩に乗せられた。
TH『Aヌナ、おはようございます。よろしくお願いします^^』
振り向くと笑顔のテヒョンが立っていて
身長差があるから首を少し傾げながらわたしに視線を合わせてくる。
『あっ^^おはよう、テヒョン。こちらこそよろしくお願いします』
TH『ヌナも一緒の車に乗りますか？』
『うん！』
TH『じゃぁ隣に座ってもいいですか？日本語教えて欲しくて』
『わかった^^勉強熱心だねテヒョンはㅋㅋ日本のファンの人達、すごく喜ぶと思うよ！』
そう話したところで、テヒョンの表情から笑顔が消えて
背筋をピンと伸ばすように立つ姿勢を直すと
わたしの頭上から向こう側を見る。
JK『おはようございます、Aヌナ。…Vヒョン』
TH『おはよう。ジョングク』
背の高い2人がわたしを挟むようにして立っている。
JK『……』
TH『……』
『……』
え、なんで無言？
2人の顔をチラチラ交互に見てみるけど、無言のまま一向に話す気配がない。
『えーっと…』
JM『あっ！Aヌナおはようございます〜♪』
気まずい雰囲気を割るように後ろの方から声をかけてきたジミンにすごく安心してジミンの方へ駆け寄る。
『ジミンおはよう〜！ねぇねぇ、あの2人…大丈夫？なんか喧嘩でもしたのかな…』
JM『んー？』
かけていたサングラスを少し下げて前方で未だに向かい合って立っているジョングクとテヒョンを見るジミン。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 873人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うに - わーーーーー！大好きです！！！また更新楽しみにしてます♡ (2022年10月1日 21時) (
レス) @page49 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - sonart9190さん» ありがとうございます^^*スローな展開運びですが、今後ともよろしくお願いします！ (2021年11月16日 22時) (レス) id: 5a993c1eff (このIDを非表示/違反報告)
sonart9190(プロフ) - とってもキュンキュンしました❤️また更新楽しみにしてます😊 (2021年11月7日 14時) (レス) id: af9167d36d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき
| 作成日時：2021年10月27日 0時
