君の笑顔が見たい (ページ47)

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食べれてない③ ページ47

与田side

夜に山下から電話が来た。珍しい。でも用件を聞けば焦っていることがわかった。

まとめれば

美那ちゃんがセンターの重圧で食べられるご飯の量が明らかに減ってしまったこと。

そのせいで体重がものすごく落ちてしまった。ということだった。

この問題は私個人ではどうすることもできないと思い、先輩方に頼る方法を提案した。我ながらずるいとは思っているが、美那ちゃんのためならやむを得ない。

そして私はある先輩に電話した。

与田「七瀬さんごめんなさい。いま電話いいですか？」

私が電話をかけたのは大好きな先輩ででも卒業してしまった西野七瀬さんだ。

七瀬「全然ええけどどないしたん？」

与田「えっと美那ちゃんの事で相談したくて。」

七瀬「美那ちゃん！？あのこに何があったん！センターになったのは知っとるけど・・・まさかセンターの重圧で痩せたってことはないよな。」

七瀬さん物凄く鋭くて。そして心配してる気持ちが伝わってきて嬉しくて。

与田「七瀬さんが言ったとおりです。どうすれば食べられますかね。」

七瀬「うーん難しいな。せやけどうどんの中に野菜を混ぜるとかして、とにかく一皿で栄養を摂らせればええんやないかな。」

与田「一皿盛りってことですか？」

七瀬「そんなに盛っても食べれんかったら意味ないからな(笑)。」

沢山のアドバイスをくれる七瀬さん。今度山下に言ってみます！