君の笑顔が見たい (ページ3)

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合格した② ページ3

美月side

美那から電話が掛かってきたら合格したと言う知らせだった。しかし喜べる状況ではなかった。電話越しでも美那が泣いているのが分かったからだ。優しい人たちしかいないよ。そう伝えたけど私は不安が残った。

そしてその不安は的中してしまう。

スタッフ2「山下さん！いませんか！」

美月「はい。いますけどどうしましたか？」

スタッフ2「美那さんが過呼吸を起こしてしまって」

いったいなにがあったのか。背景がわからないと私も対処できない。

美月「なにがあったんですか？」

スタッフ2「誰かと話していて。そうしたら急に過呼吸を起こしたんです。」

多分はじめて会った人と話したことで緊張が頂点に達し過呼吸を起こしたのだろう。

美月「今美那はどうしていますか？」

スタッフ2「それがお姉ちゃんって呼んでいて。だから呼びに来たんですよ。」

美月「わかりました。」

仕事は一区切りついていたから大丈夫だった。

美月「梅！ごめん少し抜ける皆にもそう言っといて。」

梅澤「分かった。多分妹さんでしょ？大丈夫そうだったらこの楽屋に連れてきて。」

美月「善処する(笑)」

まさかの楽屋に連れてきてと言う爆弾発言。

そうして私は美那の方に向かった。しかし美那の症状は酷かった。

もう意識を失っていたし吐いた痕跡もあった。

美月「美那お姉ちゃん来たからもう大丈夫だよ。」

そうしたら

美那「ｳﾝ？」

と言って起きた

美那「お姉ちゃん？お姉ちゃん！ﾜｱｱｱｱ」

またしても泣き出してしまった美那

梅すまん。楽屋に連れていくのは難しそうだ。

美月「ねぇこうなった理由は何となく想像できる。だから聞くよ。三期生がいる楽屋にこれる？」

そうしたら驚きの返答が

美那「頑張る。さっきね頑張って話したのそれで倒れちゃったけど。」

まさかの行くよと言う答えが。そうなると連れていかない選択しなどなかった。

美月「分かった。過呼吸になっても私が対処する。だから一緒においで？皆待ってるよ。」

ということで梅。あなたの願い叶えてあげましょう。