君の笑顔が見たい (ページ20)

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打ち上げ会③ ページ20

白石side

美那ちゃんのあんな姿見るのは初めてだった。でも美月は何回も見てる。赤の他人だって見ててとても辛かったのに姉妹の美月が見たらどんなに辛かったのだろう。そう思って探したけど居なかったから探しにいった。

飛鳥「だから悪くないんだって。」

飛鳥の声が聞こえた。でも他の人の声も聞こえる。まさか

白石「そこに美月いるの？」

飛鳥「まいやん。来てくれたんだ。ごめん一緒に慰めてくれない？」

美月が泣いていた。経緯を聞けば美那ちゃんに対して泣きながら謝っていたらしい。それを慰めていたと言う。

そしたら

美月「ｶﾋｭﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯｶﾋｭ

飛鳥「山下！ゆっくり呼吸して！」

白石「私に合わせて呼吸して。スーハースーハー」

美月が過呼吸になってしまった。

なんとか落ち着かせることが出来たけど体力の消耗は激しいみたい。

私の方に倒れてしまった。

美月「すいません。ﾊｯﾊｯ」

白石「大丈夫だよ。苦しくない？」

美月「はい。」

飛鳥「嘘つけ。顔真っ青じゃん。」

美月「・・・苦しいです・・・でも出来れば美那には内緒にしてほしいです。直ぐに溜め込む癖があるので。」

白石「・・・ちゃんと自分から言うのならいいよ。そして美月の溜め込む癖も直してね。」

本当はいけないってことはわかってるけど・・・これ以上姉妹二人とも溜め込まないでね。