甲斐くんの彼女。 3 (ページ28)

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Kai.side

熊沢「あ、皆来てたんだ～久しぶり!!」

真壁と熊沢が教室に入ると、兵頭が疑念の視線を向けた。

兵頭「お前ら!!..付き合ってるんじゃねぇよな?」

熊沢「まさか笑」

真壁「毎日一緒にはいるけどね」

誤解を生むような真壁の発言。

真壁「花恋の専属トレーナーだから」

宇佐美「あ、知ってる!!オリンピック候補に入ったんでしょ!!」

熊沢「強化合宿に呼ばれただけだよ?
代表は厳しいかな..」

瀬尾「それでもすげぇよ!
俺なんて大学の練習について行くだけで精一杯なんだから」

光永「おい！皆！注目！200～」

いつもの腕立てメンツが、今日も前の方でやっていたらしい。

柳本「よしゃあ!!腕立て王者奪還!!」

光永「3年A組に一言お願いしまーす」

柳本「感無量です!!」

甲斐「変わらねぇな..石倉?」

石倉「もしかして..堀部!?」

堀部「え、そうですけど..」

甲斐「逃した魚はデカかったなぁ..」

石倉の肩に腕を回して言うと、口を開けた石倉が頷く。

石倉「って、なんだよそれ。そんなんじゃねぇから」

須永「お前堀部のこと好きだっただろ」

石倉「なんでそれを..?
もしや!!Aか!!やっぱりあいつ..」

須永「いやいや、皆知ってるよ笑
堀部も気づいてたよな?」

堀部「うん」

まぁ1番はAのイジりが関係してるだろうけどな。

堀部「..え!西崎じゃん!!久しぶり～、スーツアクターになったって本当?」

西崎「うん。ファイター田中さんの下についてる」

石倉「ちょっと待てよ!
インドアのお前がなんでたよ、颯馬」

西崎「かっこよかったじゃん」

西崎の言葉には皆が賛同した。

石倉「それしても、お前ら変わりすぎだろ～笑」

諏訪「やっほ～」

石倉「お！安心安定の諏訪軍団!!」

小宮山「なにそれ!!ってか別に軍団じゃないし」

兵頭「お前ら!!別れたとかそういうサプライズないよな?」

中尾「ある訳ねぇたろ。極めて順調だよね～?」

水越「ね～？」

結城「唯月、グラビア見たよ!綺麗だった～」

諏訪「事務所変わってコツコツやって..なんとか」

諏訪の活躍は最近よく見るようになった。

諏訪「ブッキーにも見せたかったんだけどな、」

教卓に置かれている..ブッキーの遺影。

甲斐「..あ、おいAは?」

諏訪「あ、そろそろ..」

諏訪が入口に視線をやるから俺らも向けると、ちょうど手を拭きながらやったきた。

「..え、なに」