甲斐くんの彼女。 3

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堀部「解像度上げるソフト入ってるから..これ使ってみれば?」



電脳部の堀部と西崎を筆頭に、監視カメラの映像の解析をしている。




石倉「お前らちょっと..距離近くねぇか?」



パソコンを覗き込む2人の間を指さす石倉。



花岡「なんで石倉がそんなこと気にするの?」


結城「あ、もしかして瑠奈のこと..」



「ハジメテシッタ〜..いて、」




石倉「お前マジで黙れ!!」



顔を真っ赤にした石倉に叩かれた。



..堀部呆れてるけど、大丈夫?




「..面白いから言わないけど」



私の呟きが聞こえたのか、ﾁﾗりと里見が視線を向けてきた。



里見「お前ってほんと悪趣味だな」



「里見にだけには言われたくないわ、変態」



里見「確かに..」



ﾌｯと笑う里見。




里見「後で..ちょっと話がある」



「..分かった」



何の話か、たくさん候補がありすぎて分からなかった。




「..あ、茅野」


いつの間にか教室に戻ってきた茅野に声をかけると、皆が驚いた表情で見てくる。




宇佐美「今..さくらの名前呼んだ?」



いや、私何回も茅野の名前呼んだことあるよね?




「どんな感じだった?」




茅野「うん..少し辛そうだったけど、大丈夫みたい」



「そっか..」



少し..過度に心配しすぎたかな。

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