甲斐くんの彼女。 3 (ページ24)

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西崎「これが先生の復讐って言うんだったら、武智はどうなる?
やってもない殺人の罪着せられることになるんだぞ!
立件されなかったとしても、ネットでは殺人犯のレッテルを貼られ続ける。

純正化するにも公表すべきだ」

「..西崎!!」

西崎にパソコンを奪い取られる。

西崎「景山の時みたいに何もしないで後悔したくないんだよ!!」

その言葉を聞いて..隣の堀部が動いた。

西崎「何すんだよ..?」

堀部が西崎にタックルした。

堀部「ぐっ..くる..っぱ!
ぐっと踏みとどまって、くるっと頭を1周させる。

私も..私もそう..。

見て見ぬふりしたあの時を、凄く..凄く悔やんでる。

でも..景山さんの時と今回は違う!

だから..もっと..もっとちゃんと考えよ..!」

「..試されてた..」

諏訪「え?」

「..ううん、なんでもない」

一颯くんの授業の..復習だ。

宇佐美「じゃあもう1回整理しよ!!」

宇佐美の言葉で皆がまた集まる。

..先生の言葉は..皆に届いてましたよ。

宇佐美「Aは?
どう思うの?」

急に視線を向けられ間抜けな声が出る。

「へ..あー..私は一颯くん信じてるから」

諏訪「答えになってないし..」

甲斐「もうその言葉聞き飽きたわ」

「嫉妬?」

甲斐「冗談は顔だけにしろよ笑いってぇ!!」

あ、今凄い綺麗に蹴れた気がする。

1人1人の意見が行き交う。

..有り得なかった光景で

..もしかしたら心のどこかで望んでいた光景で

頬が緩んだ。

甲斐「そんなに納得いかねぇなら、直接あいつに自分の思い..ぶつけてみろよ」

「そうだよ、西崎。
大丈夫..先生はきっと受け止めてくれるから」

はい、と手を差し出すと西崎は大人しく握る。

「..だって..先生だもん」

柊一颯は..そういう先生だ。