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柊「どうしてこのクラスは人質になったのか..はいわかる人!」


手を挙げる人はいなかった。



柊「じゃあ宇佐美」


宇佐美「ハァ?分かるわけないし..」

柊「いや分かるはずだ。よく考えて」



宇佐美「..皆がブッキーに酷く当たるから。」


柊「成程。まぁ確かに、教師に対するリスペクトは0だよな。
どの生徒も、俺だけじゃなくほかの先生に対して。
でもそんな理由でここまでスぺクタルな仕打ちはしないよ。

ヒントは__他のクラスにはなかったことだ。

じゃあ諏訪」



諏訪「警察沙汰になった奴がいる」

不機嫌そうな唯月がチラりと隼人を見て言った。


甲斐「てめぇ喧嘩売ってんのか?」

「隼人、席について」


私が少し睨みながら言うと、隼人はまたさっきと同じように外を見つめる。


柊「甲斐が起こした傷害事件のことか。
まぁでも確かに、それも関係なくはない」


先生は1つの席のところで足を止めた。



もう数ヶ月は誰も使っていない軽い机を持ち上げて、ダンっと床に叩きつけるように置く。


柊「君たちも..分かってるはずだ。
でも答えたくない」



茅野「..澪奈ですか?」


私が最後に見たその席に座っているあの子が脳裏にチラつく。



茅野「景山澪奈が自 殺したことですか?」


私が入院する前まで、皆と楽しそうにいたあの子__景山澪奈の笑顔が。



柊「ピンポーン。他のクラスにはないこと、それは..生徒を1人失ったことだ」


甲斐「あいつは自. 殺したんだ。俺達は関係ねぇ」


柊「本当にそうか?俺はそんな風に思ってない」



逢沢「どういう意味ですか?」


柊「この中の誰かが、景山の自 .殺に関与している..かもしれない」



ぎゅ、と左手首を強く握る。


柊「これから皆にチャンスを与えよう。
なぜ景山澪奈は死んでしまったのか。
その理由を夜の8時までに導き出せたら皆をここから解放してあげよう。



ただし、回答は1度だけ。



不正解の場合、誰か1人死んでもらう」




宇佐美「冗談でしょ!?」


柊「本気だよ。だってお前らそれくらいやんなきゃ、真面目に取り組まないだろう?
あ、そうだ。じゃあその回答する生徒を決めておこうか。


じゃあ茅野」


茅野「え?」


柊「学級委員だし丁度いいだろ」


茅野「丁度いいって何がですか。
全然丁度良くないです、嫌です!」



柊「じゃあギブアップする?その時は誰か1人死んじゃうけど」



先生の言葉には、茅野の拒否権はないと遠回しに圧をかけているようなものだった。

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空白 - 鈴音って漢字間違えてましたよ、涼音ですよ (2019年3月21日 0時) (レス) id: a394520362 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年3月15日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽかぽか笑顔 x他1人 | 作成日時:2019年3月14日 17時

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