検索窓
今日:1 hit、昨日:27 hit、合計:499,212 hit

_ ページ43

宇佐美「..なんでこんなことで..」


「..そりゃあ、あんた達にとってはこんなことでしょうね」


私が睨むと、宇佐美は怯えたように瞳を揺らす。



「..澪奈は少ししたらお見舞いに来てくれなくなった。

だから、こんなことを話そう。今度、これに誘ってみよう。
沢山伝えたいことがいっぱいあった。

なのに..伝えたい人が居なくなってた」



ぽたり、


雫が床に落ちる。



「あんた達に分かるわけないよね..
何も知らない!!何も分からないまま!!
ある日突然..居なくなってたんだから。
向けどころない悲しみ、怒り、情けなさ、弱さ何もかもが!!!!
..ずっと奥にしまい込まれてた」



人質になるまでずっと。


行方を失っていた。



「..だから先生にこの計画を説明された時、私はすぐに賛成した。
ドーピングのことなんて知らなかった。でも!!!!
澪奈が自 殺した真実を見つけてくれるって」


1つの光を見つけた気がしたんだ。




__景山澪奈の自 殺の真相を調べたいんだ。



__ただお前は、俺がお願いしたことだけをしてくれ。




「..だから私は誰が犯人だとか全く知らなかった」


涙を拭いて、顔を上げる。




「やっぱりあんただったんだ。」



昨日、宇佐美に投げた言葉と同じ。




でも..自分でもびっくりするぐらいそれは軽蔑を表していた。




「里見。」



..なんでそんな悲しそうな顔するの。



..あんたに悲しむ理由なんてないでしょう..?

_→←_



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (103 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
649人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

空白 - 鈴音って漢字間違えてましたよ、涼音ですよ (2019年3月21日 0時) (レス) id: a394520362 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年3月15日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぽかぽか笑顔 x他1人 | 作成日時:2019年3月14日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。