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花岡「あのさぁ、少しは危機感持とうよ」
痛みが治まってきた頃、そんな声が静かな教室に響く。
結城「私4時からオーディションあるんだけど」
堀部「最悪深夜アニメまでには帰りたいな」
「堀部〜、私もそのアニメ今見てる」
少し離れた席からそう答えると、「流石」と嬉しそうに笑いながら親指を立てる堀部。
花岡「だから、危機感!」
そんな風に花岡に怒られた。
茅野「どう..しよっか」
茅野の言葉で、また教室が静まった。
甲斐「どうもしねぇよ。サツの助けを待ってればいい」
諏訪「それ本気で言ってんの?」
鼻で唯月が馬鹿にしたように笑う。
諏訪「見たでしょ!警察が動けばウチらがどうなるか」
「..今、私達ができること..ううん、しなきゃいけないことは1つしかないんじゃない?」
視線を茅野に向けると、茅野は困らせたように瞳を揺らした。
「危機感なんか関係ないよ。どんな状況でも、私達は導き出せばいいんだから。
"景山澪奈が死んだ原因"を」
机に寝かせていた体を起こして、ゆっくりと口を開く。
「じゃなきゃ本当に...誰か死ぬよ」
このクラスの..誰かが。
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空白 - 鈴音って漢字間違えてましたよ、涼音ですよ (2019年3月21日 0時) (レス) id: a394520362 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年3月15日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽかぽか笑顔 x他1人 | 作成日時:2019年3月14日 17時