128 ページ28
大勢の開久の後ろに…積み上げた椅子の上に座っている相良君が見える。
伊藤「相良ｧ!!!」
相良「ようこそ開久へ…この治外法権の地獄で…念願の屈辱を果たす…。
たまんねぇぜｪ!!!」
伊藤「てめぇだけは…てめぇだけはマジで許さねぇ」
相良「金髪は恐れをなして逃げたか…まぁ、いいだろう。次の機会だ。しかしｨ、バカとはわかっていたがほんとにバカだねｪ。その人数で開久に飛び込んでくるとは」
相良君は一度も…私を見ない。
伊藤「…相良ｧｧｧｧ!!!!」
伊藤さんを先陣に開久の軍団に突っ込んでいく。
「…やっぱり」
私を見た途端、動きが止まる開久たち。
悪いけど…だからと言って私が喧嘩をしない訳じゃない。
「相良君!!!ちゃんと私にも勝負させて!!」
相良「…連れてけ」
「っ、離せ成田!」
今井「Aさん!」
私の腕をつかむ成田を吹っ飛ばす今井さん。
今井「てめぇら!!なにAさんに軽々しく触ってんだ!!!!
ｯｸｿｫ!!」
ただ人数が多すぎて壁に抑えられる。
伊藤「相良ｧ!!」
「伊藤さんっ…!」
掴んでくる開久を殴っても蹴っても…次から次へと人が。
相良「どうだ、伊藤。てめぇには指一本俺に触れることができねぇ」
「…今井さん!伊藤さんを相良君の元へ!」
私の言いたいことが分かったのか、今井さんは力を振り絞って周りにいる奴らを振り払う。
私と今井さんで伊藤さんを押さえつけてる奴らを引きはがして、背中を押した。
「伊藤さん!突っ込んでください!!!!」
今井「行けｪ!伊藤!!!」
相良「今井よｫ、伊藤にたぶらかされたとは言え、ここに来たことだけは褒めてやるぜ?
だがな、紅高辺りの番が倒せるほどの開久じゃねぇぜ」
今井「俺はなぁ!!てめぇがAさんと一緒にいることが何より一番気に入らねぇんだよ!!!」
「なんですかその理由…」
『ｯﾁ…くそ!このアマ!』
不意に向かってくる拳に目を瞑ると…痛みが襲ってこない。
「理子ちゃん…」
私を殴ろうとした生徒を蹴り飛ばした理子ちゃん。
理子「…皆来たわよ」
その言葉に後ろを見ると…軟高のツッパリ生徒が佐川君を先頭にやってきていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 399人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽかぽか笑顔(プロフ) - ×さん» ああありがとうございます!!何度も聞き取れなくて…恥ずかしいです、悪いこと笑 番外編もよろしくお願いします＾＾ (2018年12月28日 10時) (
レス) id: d0ae113321 (このIDを非表示/違反報告)
ぽかぽか笑顔(プロフ) - 史那さん» ありがとうございます!!相良君が相良君らしくしてないかな?とも思いましたがよかったです!!!番外編もよろしくお願いします＾＾ (2018年12月28日 10時) (レス) id: d0ae113321 (このIDを非表示/違反報告)
史那(プロフ) - 最高な作品をありがとうございます！！もう最高すぎました！相良くんの優しさとかもう涙です！これからも頑張ってください！ (2018年12月28日 0時) (レス) id: a4837a6c89 (このIDを非表示/違反報告)
×(プロフ) - 悪いことだけじゃなくて腕力だけでですよ！笑 小説すごく面白いです。これからも更新楽しみにしてます (2018年12月22日 1時) (レス) id: 3e604001ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽかぽか笑顔
x他1人 | 作成日時：2018年12月20日 22時
