113 ページ13
相良「仲間に手出されたシャレにならないねぇ!」
相良君の振り落とした木材が…智司くんに当たる。
…あんな状態であの攻撃を受けて立っていられるわけない…
「智司君!!!!」
その瞬間…ﾊﾞﾀりと智司君が倒れた。
相良「やれ」
相良君の命令に、倒れた智司君たちに群がる開久。
相良「おいおい。ﾌｯ…ついに智司が女に庇われちまったよ」
『ｳｯ…』
またもう1人殴ると、そんな声が聞こえた。
相良「そんな睨むなって。喜べA。俺はお前には手出さねぇからよ」
「ほんと…最低」
私の言葉に相良君は眉をﾋﾟｸﾘと動かす。
相良「あ?」
「頭になるつもりだったら、物なんか使わないで手で勝負しなよ…ってあぁ、相良君には無理か。いっつも相良君そうやって戦ってるもんね」
相良「ﾌｯ…だからなんだよ。喧嘩はな勝てばいいんだよ、勝てば」
どこかで聞いた言葉で…思わず笑ってしまう。
「勝負して相良君」
伊藤「Aちゃん…早く…」
「私が伊藤さん達を置いて逃げれるような人に見えますか?」
そんなボロボロの姿の2人を置いて。
そういうと、伊藤さんは情けなさそうに笑った。
「っ…ｵﾗｧ!」
相良「知ってたか?お前、殴んのすっげえ下手くそなんだぜ」
「相良君こそ。蹴った後は必ず右パンチだよっ」
相良「大人しく降参しろ。今なら許してやるよ」
「…今の相良君たちの方になんか絶対につかない」
その言葉に苛立った様子を見せた相良君。
相良「ｯﾁ…＿＿＿＿」
「なんでっ…、」
私の腕を掴んで引き寄せた後…ﾎﾞｿりと耳元で呟かれる。
伊藤「Aちゃん!!」
そして次の瞬間…強い痛みと共に意識が途絶えた。
相良「…やれ。ただしお前ら…こいつにだけはまだ手出すんじゃねぇぞ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 399人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽかぽか笑顔(プロフ) - ×さん» ああありがとうございます!!何度も聞き取れなくて…恥ずかしいです、悪いこと笑 番外編もよろしくお願いします＾＾ (2018年12月28日 10時) (
レス) id: d0ae113321 (このIDを非表示/違反報告)
ぽかぽか笑顔(プロフ) - 史那さん» ありがとうございます!!相良君が相良君らしくしてないかな?とも思いましたがよかったです!!!番外編もよろしくお願いします＾＾ (2018年12月28日 10時) (レス) id: d0ae113321 (このIDを非表示/違反報告)
史那(プロフ) - 最高な作品をありがとうございます！！もう最高すぎました！相良くんの優しさとかもう涙です！これからも頑張ってください！ (2018年12月28日 0時) (レス) id: a4837a6c89 (このIDを非表示/違反報告)
×(プロフ) - 悪いことだけじゃなくて腕力だけでですよ！笑 小説すごく面白いです。これからも更新楽しみにしてます (2018年12月22日 1時) (レス) id: 3e604001ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽかぽか笑顔
x他1人 | 作成日時：2018年12月20日 22時
