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「三橋さんが生き返ってる…」
校門から覗くと、ウキウキした様子の三橋さんが見える。
三橋「うお!?おま、びっくりさせんなよ!!」
校門のところに立ってると、三橋さんが胸に手を当ててそんなことを言った。
「元気になったんですね」
三橋「ん?俺は元々元気だよ」
「ふーん…なら今日こそパフェ食べに行きましょう」
三橋「は?なんでだよ」
「この前無理だったじゃないですか。見てください!」
"豪華なチョコレートパフェ!"
という見出しの喫茶店のチラシ。
三橋「つかお前はそのチラシ、どっから貰ってきてんだよ。サテンのチラシなんて聞いたことねぇよ」
「そんなことはどうでもいいです」
三橋「わりぃな。俺、このあと用事あるんだ。理子達がサテン行くらしいから一緒に行け…ﾌﾞﾍｱ!?」
思わず三橋さんの顔面を鞄で殴る。
「そういうことじゃ…」
そういうことじゃないもん…
三橋「はっ!?お前なんで泣きそうに…」
「三橋さんのばか!!私と喫茶店行きたくないならさっさとそういえばいいじゃないですか!」
三橋「誰もんなこと言ってねぇだろ」
「顔が言ってます」
三橋「あぁ!どんな顔だ」
「こーんな顔ですぅ」
ビーバー顔を見せると三橋さんが鼻をそのままつまんできた。
私も負けじと三橋さんの頬をつまみ返す。
理子「ちょっと三ちゃん!何してんのよ!!」
伊藤「落ち着けって!」
「三橋さんのばーか!!!!」
三橋「うっせぇ!貧乳女!」
「なっ…貧乳じゃありません!」
三橋「どーこが。んなチンチクリンな体でよく言うぜ」
伊藤「おい三橋…」
三橋「ちょっとはお前も理子を見習え」
理子「三ちゃん!」
そっぽを向いてた三橋さんの視線が私に向かう。
「うっさい、」
三橋「あ、おい!」
相良君に見られてなくてよかった。
"またグズグズ泣いてんのかよ、泣き虫"
なんて馬鹿にした笑いが聞こえるもん。
伊藤「大丈夫?Aちゃん…」
なんで。なんで
あんな卑怯な奴のために泣かなきゃならないんだ。
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作者名：ぽかぽか笑顔
| 作成日時：2018年12月18日 22時
