かわいい彼女は開久の女の子。2 (ページ30)

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三橋「なんか用っすか?」

坂本「用件は分かってるよな?お前らのその頭だ」

三橋「かっこいいっしょ」

坂本「ふざけんなバカヤロウ。高校生がそんな髪型してていいわけねぇだろ」

三橋「え、そうっすか?外国にはたくさんいますよ?」

坂本「お前何人だ」

三橋「地球人です」

三橋さんの返事に笑う坂本先生はすぐに真顔に戻って、

坂本「ヘラヘラしてるのも今のうちだぞ。すぐにでもそのムカツク頭刈り込んでやるからな」

といった。

三橋「この俺の頭を?ハゲに?」

坂本「ごりんだ」

三橋「どうやってやるつもりっすか」

伊藤「俺たちは限りなく諦め悪いっすよ」

剛田「俺が首根っこ掴んで無理矢理刈るんだよ。
そこの女もなｧ!」

三橋「できるもんならやってみろよ」

「そーだそーだ」

剛田「懐かしいぜ。お前らみたいな目つきの奴には血が騒ぐ」

野性の血的な?

三橋「ｳｫｫ～にっげろ～!!!」

三橋さんの声に私たちは走る。

三橋「俺はナイーブなんだ。坊主になるくらいなら…死ぬ」

伊藤「俺も」

2人はそういって1つ下の階のベランダに飛び降りた。

三橋「さっさと来いよA」

「これは…」

三橋「早くしねぇとあのゴリラがくんぞ」

ﾁﾗと後ろを見てみると、ほんとうに剛田先生が鬼の血相でこっちに向かってくる。

「あーもう!」

目を瞑って飛び降りると綺麗に着地することができた。

やばい。私体操選手向いてるかも。