かわいい彼女は開久の女の子。2 (ページ27)

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放課後の集団下校。

「ってなんで」

相良「あぁ?この前ガンくれてきた奴をぶっ飛ばしにいくんだよ」

京ちゃんか。

相良「"女なんかがいる開久は屁でもねぇ"って言ってたらしくてな」

「よっしゃ、すぐに行こう。さぁ行こう」

相良「お前の出番はねぇだろうけどな」

「えーじゃあ帰ろ」

今日好きなアイドルの特番あるんだよね。

「…げ」

商店街の大通りに見えるゴリラ。

じゃなくて剛田先生。

思わず相良君の背中に隠れると、何故かわからないけど剛田先生が突進してきた。

剛田先生に指一本触れないまま倒された開久たち。

相良「こりゃあつえぇや。先公の前はヤクザだっけ?」

智司「極盛会の剛田。噂には聞いてたけど想像以上だぜ」

剛田「お前が頭か!」

智司「あぁ」

剛田「うちの学校にもお前ぐらい骨のあるやつがいればなぁ。
ふざけた野郎ばっかりで残念だ」

相良「それは三橋伊藤のことか?」

剛田「知ってんのか。俺に殴られて、一発で大人しくなったシャバ憎…」

智司「そんなわけねぇだろｫ!」

智司君の力強いパンチが剛田先生の顔に当たる。

智司「ｵﾗｧ!」

智司君の顔に剛田先生のパンチが決まった。

相良「ｵﾗｧ!面かるぞ」

相良君が間に入ったおかげで剛田先生が大人しくなる。

その瞬間には私たちはその場から離れた。