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『A〜、あんたこんなの届いてたよ』
満腹後の睡魔に襲われベットの上でうとうとしていたら、お母さんが1階からそう呼びかける。
『ラブレターじゃない?』
ニヤニヤとした様子のお母さんを無視してご丁寧に折られた手紙を読む。
『お、お父さんにも見せて』
ご飯を食べてるお父さんが不安そうに覗き込んできたら急いでその紙を破った。
「私…ちょっと行ってくる!すぐに戻ってくるから!」
父「ほんとにラブレター?」
母「さぁね」
父「ちょ、こんな夜遅くに…!!女の子1人外に出したらだめだろ!迎えに行ってくる」
母「あー、ちょっとちょっと大丈夫だから」
父「いや、相手の男がふざけた奴だったり弱い男だったらどうすんだ!」
母「大丈夫よ。私の娘なんだから。ってか、私も大丈夫だったでしょ」
父「え?」
母「あんた。弱いじゃん」
父「…娘よ。母に似てくれてお父さん嬉しいぞ」
家で両親がそんな会話をしていた。なんて数十分後に聞かされると思ってもみなかった。
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作者名：ぽかぽか笑顔
| 作成日時：2018年12月18日 22時
