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「ん…」
心地よい冷たさに目を開けると、さとにぃの心配そうな表情が見える。
智「大丈夫か…?」
「うん…」
ﾁﾗりと横に目をやると…目覚める数秒前から聞こえてきた翔にぃの怒った声と共に和君たちが正座している姿が。
和也「だってまさにぃがすぐに連絡くれなかったんですもん」
雅紀「忘れてたんだって!」
潤「忘れてたって…何してたんだよ」
雅紀「いいじゃんそれは!!」
翔「よくねぇよ!っつか、カズは人のせいにしない!潤も詮索しない!!」
潤「…一番自分が知りたいくせに」
和也「あらやだ。よく言うわねー、あの人」
翔「…カズ!!!それに潤も!!!」
智「翔君!…うるさい」
雅紀「あ!」
嬉しそうなまさにぃの視線がさとにぃの肩越しから伝わってくる。
雅紀「もう大丈夫!?」
「う、うん…」
本当に変わらない様子のまさにぃ。
…あれは夢だったのかな。
智「…じゅーん、Aのご飯作ってあげて。
カズは洗濯物よろしく。翔君はお風呂ね」
和也「まって。貴方はなにするのよ」
智「監視」
潤「さとにぃ、夕飯づくり手伝ってよ」
智「やだよ、めんどくせぇ」
翔「あ、じゃあ潤、俺が…」
智「もーしょうがないなぁ」
翔「え…いや、俺が」
和也「最初からやればよかったんですって」
翔「いや、だから」
潤「じゃあまさにぃ。頼んだから」
翔「…そんなにダメ?」
「「「「「だめ」」」」」
悲しそうに唇を尖らせた翔にぃを先頭に皆が部屋から出ていく。
雅紀「夢じゃないからね」
「へ?」
雅紀「…俺も好きだよ。Aのこと」
くしゃりと笑ったまさにぃ。
「…ご飯できるまで寝るから起こさないでね」
まさにぃに背を向けて布団をかぶる。
…頬が熱いのは熱のせいだ。
…体調が安定してないせいだ。
まさにぃのあの笑顔にやられるなんて。
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作者名：ぽかぽか笑顔
| 作成日時：2018年1月13日 22時
