20 ページ20
体育祭後、毎年恒例行事。
翔「いってぇぇぇ!!!!!」
智「ちょ、カズ…もう少し優しく…!」
和也「あ?文句言うなら自分でやれや」
そういって和君がﾍﾟｼっとさとにぃの背中をたたくと…さとにぃは痛そうに顔をゆがめた。
雅紀「ぎゃああぁぁぁぁ!!!」
潤「まさにぃ、うるせぇ!」
翔「うぅ…A〜」
「はいはい…うわ、真っ赤…」
そういって翔にぃのたくましい腕に触れると、翔にぃは小さいうめき声と共に体を揺らす。
そう。体育祭後の恒例行事は…
和也「ったく…貴方たちも毎年毎年…なんでこう学ばないんですか」
翔「いや、最初は覚えてるんだけど…ねぇ?」
智「だって塗るのめんどくせぇんだもん」
和也「世話をする私たちの身にもなれ」
智「カズいてぇ!!!」
日焼け止めを塗り忘れて、きれいに焼けるバカ3人のお世話。
潤「まさにぃも出てきたら塗るからなー」
家に帰ってきたらすぐに焼けたところを冷やし。
兄3人が冷やしてる間に私、和君、潤君が素早くお風呂に入り、
そしてその後兄達3人が順に入ってきて、お風呂から上がってきた3人にアロエのジェルを塗る、ってのが…何回も言うが体育祭後の恒例行事なのだ。
和也「ばっ…お前服着てから出て来いよ!」
雅紀「違うんだって!!!痛すぎて服、着れないんだって!!!」
潤「Aさん、いるんですけどー」
雅紀「え、ドキドキしちゃう?しちゃうの?」
ニヤニヤした様子のまさにぃの腕を叩くと、まさにぃは声にならない叫び声をあげて(実際声に出てないから上げようと思ったのかはわからない)、ぴょんぴょんぴょんぴょん跳ね回る。
潤「ちょ、跳ね回んなって!!」
翔「うわ、カズと智君オセロみたい笑」
和也「智にぃ、元々黒いからね」
智「ちげぇよ、カズが白すぎんだよ」
潤「あれだから。Aの日焼け止め塗れ命令、一番に受けたのカズだから」
「な、命令なんて酷いなぁ。
和君は外に出ないからだよ」
雅紀「和ちゃんとAが我が家の美白だからね」
和也「まーくんは茶色だね」
雅紀「お前それ髪色だろ!!!」
和也「だからうるさいって…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 560人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽかぽか笑顔
| 作成日時：2018年1月13日 22時
