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「ただいま〜…」
学校が始まって数週間。
楽しかったけど…その分疲れもたまる。
功一「お疲れ。あ、おにぃゴミ捨ててくるからな」
「んー」
カウンター席に座って項垂れると、おにぃは優しく頭を撫でた後そういってお店を出て行った。
「うぅ〜…お腹減った」
せっかくファミリーレストランによって勉強会したのに、お金払ったのはドリンクバーのみ。
譲二「カレー温める?」
「…温める」
こんな遅い時間…でもきっと食べなかったら寝れないだろう。
譲二「はーい」
譲二さんの返事を聞いてゆっくりと目を閉じたとき…少し懐かしい声が聞こえた。
行成「ハヤシライス大盛り!」
顔を上げて入り口の方を見ると、スキップで上機嫌な戸上さん。
そしてその後やってくるおにぃ。
「…何かいいことあったみたいですね…って聞いた方がいいですか?」
行成「うん、できれば」
「…何かいいことあったみたいですね」
行成「別に〜?」
はい?
「…」
譲二「あ、はい!林ライス大盛りとカレーね」
私のキレ具合が分かったのか焦った様子で譲二さんが私たちの間に割り込む。
功一「はいストーップ」
そして、行成さんの視線が林ライスにいったときにいつの間にか握ってあげていた水が入ったコップをおにぃに取り上げられた。
行成「あ…どうなんでしょうご主人。やはりこれは…恋なんですかね〜」
功一「え、どうしたのいきなり!」
譲二「こいかもねぇ」
功一「え!?」
行成「やっぱり?そうなんだよな〜…」
譲二「100％そうなんだよね〜」
行成「恋か…恋なんだよなぁ…恋の味がしますぅ」
譲二「癖になっちゃうよね〜…」
そんな2人を横目にカレーを食べながら…ﾁﾗっとおにぃを見てみる。
この様子…しずが成功…したのか…?
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作者名：ぽかぽか笑顔
| 作成日時：2017年12月11日 22時
