。流星の絆。2 (ページ33)

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「しずと戸上…どこ行ったんだろうね」

功一「さぁな。報告してくれるだろ、シーが」

「そうだねぇ…」

夜ご飯過ぎ。

さっきまでの込み具合が嘘のようになくなり、私は今おにぃが温めてくれたカレーを食べている。

功一「あ、いらっしゃいませ…珍しい、1人だなんて」

「こんばんは」

お店に入ってきたのは萩村さん。

萩村「俺だっていつも柏さんについてるわけじゃないよ」

功一「あぁ…すみません…」

萩村「チキンカレーの甘口と…ビール頂戴」

「…なにかあったんですか?」

ビールを頼むなんて。

そう続けると萩村さんは何も気にしてなさそうな表情で言う。

萩村「今日事例が出てね。部署変わることになった」

功一「え?横須賀中央署じゃなくなるんですか?」

萩村「神奈川県警捜査一課に移動だぁ…」

「それって…出世?おにぃ、お水頂戴」

萩村「表向きはね?でも本当のとこは違う。どうせ解決できない事件にかかりっきりの柏さんと俺を上をばらしたいんでしょう。そうしか思えないね。
…あぁ、ごめんね。県警行っても俺動くから。絶対あきらめないし」

そういいながら萩村さんは、カレーにスプーンでチョコレートを削る。

萩村「…うわ、まずいわ」

そしてそれを口に含むと…そう呟いた。

「ふふ…」

萩村「それでさ、なんていうか…うわ、まず。口中で戦争だぁ…こりゃあ…」

その後おにぃが置いたビールを飲んでそういう萩村さん。

忙しい人だなぁ…笑