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「…ありがと」


日高「んで?何があったわけ?」



近くのコンビニで買ってきたココアをくれたみっくんが優しく問いかける。


言って…いいことなのかな



日高「ま……大体予想ついてるけど」



一口コーヒーに口をつけたみっくんは、ぽつりと言った。


「…え、何を?」



日高「…真司郎がお前を好きだっていうこと」



思わず飲んでいたココアをむせそうになった。




日高「逆にお前だけだぜ?真司郎の気持ち気づいてないの」



「いつから!?」



日高「ん〜…まぁ、いつからって言われたらわかんないけど…あ、一回さ、AAAの番組でお前が真司郎の景品貰おうとしたときあるだろ?」


「あった…のか覚えてないけど…」



日高「そのとき、番組の感じがあーんって…渡せっていう台本だったのよ。
んで、真司郎…あいつ結構マジで照れてたから、あぁ、多分なぁ…っていう」



今ではもう当たり前っちゃ当たり前のことだけど…



デビューしたての時だと、まだぎこちなかったところはある。




日高「まぁ、まさかずっとその想いを持ってるとも思わなかったけど」


「そ、うなんだ…」





日高「…だからさ。真司郎のその気持ちを聞かなかった、知らなかった、で済ませないでほしい」


みっくんの大きな瞳から…視線を外すことができない。



日高「ずっとそう想ってきたことは…大変だろ?いろいろと」


「…済ませないで、ってどうすればいいの?」



呟いた言葉が…空気を重くさせたのは、声が低かったからか。



「…真ちゃんのことはすきだよ。それは今でも変わってない。
でも…だからこそ、その好意を受け止めないっていうのはダメなの?だってその好意を受け止めたらきっと前のままじゃいられない」



日高「大丈夫だよ。真司郎なら…」



「大丈夫何て無責任な言葉で片付けないでよ!」


ぎゅうっと強く…いつのまにか拳を握っていた。



…10年間、ずっと一緒にやってきたんだもん。


真ちゃんとは…同い年でずっと友達のように…



日高「あ〜もう…お前最近感情の出し方が下手」


そういったみっくんが私の涙を雑に拭く。


「…だって…」



視線をまたみっくんに向ければ…思ったよりも近くにいてびっくりした。



「みっくん、」



日高「…悪い、先帰るな」



自分の荷物をもって部屋を出ていくみっくん。



…ドキドキしているのは…びっくりしたからだ。



きっと…事故なんだ。

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ましゅ(プロフ) - とっても大好きな作品です!キュンキュンドキドキの連続でたまりません…続き楽しみにしております!無理のないよう更新して下さい (2018年9月7日 22時) (レス) id: eadb1e86ec (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - めちゃくちゃこの作品好きになりました!!キュンキュンな予感でヤバいです!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2018年1月4日 12時) (レス) id: 63443bc164 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2017年9月3日 1時) (レス) id: 0960116b24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽかぽか笑顔 | 作成日時:2017年9月2日 20時

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