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実彩子「んで、こうなったと…」


真司郎「取りあえず恋愛漫画読みまくったらしいで」


実彩子「へー…あんたこんな少女漫画持ってたっけ?」


「借りた」


実彩子「誰によ笑」


そう聞くと、笑ったのはAの前に座っている真司郎。



「秀太…」


実彩子「あらまぁ。秀太にそんな趣味が…いてっ」


秀太「勘違いすんな。っつか誤解招くようないいかたすんな。真司郎も分かってるんだから訂正しろ」



いつの間にか後ろに立っていた秀太が私の頭を軽く叩いた後早口で言う。


真司郎「やって…宇野ちゃん反応面白いんやもん…笑」


実彩子「え、じゃあほんとは誰?」


秀太「妹の。送ってもらったけん」


実彩子「あー…なるほど」



べったりと額を机につけて、死んでいるA。


「コイッテナニ」


実彩子「うわ、何か言いだした」


秀太「お前どんだけ悩んでるんだよ笑」


口をへの字に曲げ、少し涙目な(人1)が顔を上げ笑っている私達をじーっと見つめる。


…なんか悪いことしてる気分…


真司郎「A…」


ポンっとAの肩を叩いた真司郎。


真司郎「分かるで、その気持ち」


は、真剣な表情でそんなことを言った。



真司郎「俺らは大事な青春をほとんどAAAに捧げて来たもんな!」


「そうそう!大人な恋愛だって…そんなもの…あるかぁ!!!」


千晃「あれ?でもA、中学の頃付き合ってた人がいたって…」



いつの間にか来ていた千晃が不思議そうにAの後ろで呟く。


真司郎「…ほんまか、ちあちゃん」


勢いよく振り向いたAは…多分千晃を睨んでるんだろうな。


千晃「、えっと…酔ってたから覚えてないかも!てへ…」


実彩子「秀太確保」


秀太「確保いたしましたー」


逃げようとした千晃は秀太が。


「し、真司郎さん…?顔が怖いことに…」


いつの間にか真司郎が隣に座ってAの手を握ってたので…逃げる暇など与えられなかったA。


…ふむ。確か今日は直也くんが少し遅くなると言っていたな…


そして安定の遅刻組の西日だろう…。




実彩子「さーて。たっぷりと聞かせてもらおうか」


「ひぃ…!」


千晃「う、宇野ちゃ…」


実彩子「そんな子犬みたいな表情してもだめ!」



あっぶない…揺るぎそうだった←


実彩子「A…全部吐きなさいよ」

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ましゅ(プロフ) - とっても大好きな作品です!キュンキュンドキドキの連続でたまりません…続き楽しみにしております!無理のないよう更新して下さい (2018年9月7日 22時) (レス) id: eadb1e86ec (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - めちゃくちゃこの作品好きになりました!!キュンキュンな予感でヤバいです!!更新頑張ってください!!応援してます!! (2018年1月4日 12時) (レス) id: 63443bc164 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2017年9月3日 1時) (レス) id: 0960116b24 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽかぽか笑顔 | 作成日時:2017年9月2日 20時

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