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美海「お、おかさっ…お、おかあさ……お…おかあさっ…!」
もじもじと小さくそう呟いていた美海ちゃん。
お茶を運ぶために階段から上がってきた私とまなかを見て、恥ずかしいのか少し顔を赤くした。
「…きっと、喜ぶよあかりさん」
微笑みながら言うと、「そう…かな…」と嬉しそうに笑う。
さゆ「美海、大変だぁぁ!
あかりが化けた!」
ふすまを開けて顔をのぞかせたさゆちゃんは、急にそう叫んだ。
さゆ「美海、凄いぞ!!見てみろ!!」
美海「見てるよ…」
青いあの着物はエナがキラキラと反射して、店員のお姉さんが言ってた通り綺麗…。
あかり「美海、至さん。
私のわがまま、聞いてくれて本当にありがとう」
美海「いいよ!だって、これからずっと一緒でしょ!
あかちゃ…っ…お、…おか…「やっぱりだめだ!」
美海ちゃんの言葉を遮ったのはあかりさんに背を向けてる至さん。
やっぱりだめなのは至さんだよ…
至「今君を見たらそれが形だけでも、海上様にお嫁入りなんてきっと許せなくなる。
だから、見ない。絶対に見るもんかぁぁ!」
早口でそう言った至さんは、走って出て行ってしまった。
美海「パ、パパ!?
あかちゃん!!私、終わったら言いたいことあるから…だから!!」
あかり「分かったよ。じゃあ後でね、美海!」
グーサインをしたあかりさんに、嬉しそうな美海ちゃん。
あかり「ふふ…莉菜ちゃん、羨ましそうな顔してる」
「え?」
いつの間にか目の前に立っていたあかりさんは、嬉しそうにそう言った。
あかり「もし、莉菜ちゃんが結婚するとき、これ着てほしいな…」
「け、結婚!?」
あかり「あ、でもまずはまなかちゃんか…」
まなか「え、えぇぇ!?」
私もまなかも顔が赤いんだろう。
そんな私達を見てクスクスと楽しそうに笑った。
「絶対に…成功させようね、あかりさん」
あかり「もちろん。だって、美海たちが待ってるもの」
愛おしそうにそう呟くあかりさん。
…わたしも…お船引きが終わったら…しっかりと伝えなければ。
要にも……紡にも……光にも。
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ありさ(プロフ) - 紡と結ばれて欲しかったです。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2017年7月19日 22時) (
レス) id: e1e653cc6d (このIDを非表示/違反報告)
シャロ - ちさきバ−アジョンでの紡落ちを書いて欲しいです！例えば主人公がちさきの立場になるとか！ (2017年2月5日 23時) (レス) id: f5b71c35a5 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 紡バージョンも作って欲しいです！ (2017年1月24日 21時) (レス) id: 50ab402e3a (このIDを非表示/違反報告)
生ちゃん♪(プロフ) - あいさん» ありがとうございます!!私も凪あすを見て要もいいし、紡もいいし、ってすっごく悩んでます。笑 (2017年1月21日 0時) (レス) id: d0ae113321 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 面白いです！私的に紡オチがいいです(´･ω･｀) (2017年1月20日 23時) (レス) id: 50ab402e3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凪のあすかららら
| 作成日時：2017年1月9日 20時
