【凪のあすから】変わらない景色。3

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美海「どうしてよ…」

さゆ「なにが?」

美海「喜んでくれたよね?
よかったね、って言ってくれたよねさゆ。
なのに、どうして!」

さゆ「それとこれとは関係ないじゃん」

美海「ある!!!
なんかさゆ、感じ悪い!」

さゆ「感じ悪いのは、美海じゃん!!!!」

急にそう叫んださゆちゃん。

ぎゅっと握ってた手を思いっきり振り払った。

さゆ「どうしてわざわざ買い物に呼ぶの!?
莉菜さんだって…!2人でよかったじゃん!!!
イチャイチャ見せびらかしたかった!?」

美海「イチャ…そんなのしてない!」

さゆ「してる!!!
自分はいいよね!好きな人…目、覚めてっ…」

悲しそうにそういうさゆちゃん。

もしかして…さゆちゃん……

さゆ「美海ばっかり…いいこととか!いいこととか!!!全部美海じゃん!!!
ずるいよ!!!私、今日一体何しにきたの!?」

美海「さゆのばか!!!」

さゆ「美海のばか!!!」

2人がそう言った時。

お店から光がでてきた。

美海「っ…私、先帰る!!!」

そう言って走っていった美海ちゃんと

さゆ「うわぁぁぁん涙」

大きく泣きはじめるさゆちゃん。

光「え、お…おい…莉菜、どういうことだよ」

像の後ろに隠れてた私だったけど、光には見えたのか不思議そうにそういう。

「…よくわかんない」

なんだか…あの喧嘩は……

「巴日…」

そっと太陽に手を伸ばしても…1つだけ。

でも、今出てきても困るな…

「皆で一緒に見なきゃ…意味ない…」

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