【凪のあすから】変わらない景色。3

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美海「こら、晃!だめだよ、まだ休ませてあげなきゃ」

それに…莉菜さんは目覚めてないし…

…起きてないか確認するだけ。

自分にそう言い聞かせて中を除くと…目?

美海「きゃぁ!?」

光「バケモノ見たような顔しやがって」

そう言いながらふすまを開けた光は、そっと立ち上がる。

美海「へ?ち、違う…」

光「こっちの方が驚いてんだよ。
なんだよお前それ。14だって?同い年じゃん」

そう言った光は、晃に目をやった。

光「あかりのガキまでいるし……莉菜、早くみてぇだろうな」

そんな光は…寂しそうにまだ眠っている莉菜さんに視線を移した。

…っ

光「ま、冬眠してりゃこういう事もあるって分かってたけどよ」

あかり「なに?目、おかしい?」

美海「お母さん!」

晃「かあちゃ!」

光「なんか、チカチカして眩しいんだよな…」

あかり「まぁ、ずっと冬眠してたしね…。
地上の明るさに慣れてないんでしょ?
ほら、寝た寝た。明日あたり、ちさきも来るだろうから」

光「いや、来るったって…こいつ目、覚めてねぇし」

あかり「光の熱い愛情で覚めるんじゃない?」

光「なっ…!!!
ばかなこと言ってんじゃねぇよ…」

顔を赤く染める光。

戻ってきた……

光が…戻ってきた…

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