【名探偵コナン】絶海の探偵

7 ページ7

井上「こちらがイージス艦の心臓。
CICになります」

『第一目標接近』

歩美「えぇぇ!?」

元太「こっちにくんのか!?」

光彦「という設定ですよ」

「大丈夫だよ、歩美ちゃん」

驚いたのか、ぎゅっと私の腕に抱き付いて来た歩美ちゃんにそういうと、「そっか…」なんて言いながら照れ笑い。

…あぁ、天使だ。 ←←

蘭「結構淡々としてるのね…」

園子「そうね、芝居っ気がないっていうか…」

「えっ!?」

怖い事いわないでよ!

『ただちに攻撃準備』

『単装砲よーい』

『発射準備、第一目標に対しリーモトにより対戦。
目標、射程内に入りました』

『目標発射まで30秒』

小五郎「なんだよ…モニターだけかよ…」

井上「映像だけでもすごいことなんですよ?」

おじさんがつまらなそうに呟くと、井上さんが優しく言った。

井上「ここはイージス艦の最高機密。
民間人が入るのは初めてなんですよ」

小五郎「はぁ…確かに、最高機密って感じがしますなっ」

焦ったようにそういうおじさんに、はぁっとため息をつくと、それは隣の人も同じみたい。

『第一化目標撃墜』

歩美「なんか、ゲームみたいだね」

元太「俺達にも操縦できっかな?」

光彦「できるわけないじゃないですか…」

「ははは笑…」

モニターに目を移すと、ミサイルが船から撃たれているようだった。

そのミサイルが、敵らしいものに当たると、ピコピコと消える敵。

小五郎「なんだ?あったのか?」

井上「はい。全ての敵が撃墜しました」

「「「おぉー!」」」

井上「では、以上をもちまして…ん?」

拍手もあがり、そういう井上さんの言葉を遮った…さっきとは違う緊迫感がある声。
　
『アルファー目標、敵心敵散変わらず、まっすぐ本艦に接近します!』

『了解!!目標の急激な変針変速に備え!!!』

『目標からの、攻撃に備えよう』

『生物、自然物の可能性なし』

『敵味方応接信号なし』

『味方に属さない、変水物です!』

「ねぇ…コナン…っ」

なんだか物々しい空気になっていき、コナンの名前を呼ぶと、きゅっと手が優しく握られた。

小五郎「なんか、芝居が急にリアルじゃねぇか?」

蘭「うん、すごい迫力…」

『発光信号弾発射!!』

『第三メインモニターでます!』

モニターに映し出されたのは、発光信号弾が発射されている映像。

園子「すごくない?あの光ほんものかな…」

パチパチと拍手が起こるなか、入ってきた艦長であろう人。

『ワーニングレットだ!』

井上「アイサー!!!」

8→←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す