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蘭「お願い新一…
莉菜ちゃんを…助けてあげてっ…!!!
名探偵なんでしょ…お願いっ…」
蘭っ…
そうだ…
あいつ1人見つけられないで…なにが名探偵だ…
なにが…俺の役目だ…
みなみっ…
みなみ…
みなみ…
‟お願いっ…たすけて…‟
コナン「っ…みなみ−−−−!!!!!!!」
つぅっと…一筋の涙が俺の頬を伝った。
今…コナンの声が…
うるさいよ…全く…
スルっと横でゆらゆらと揺れながら上へと上がっていく白いもの。
あれは…大切だから…
あいつに貰った…
そっと手を伸ばしそれを掴むと…私の手を包み込むような錯覚が起きる。
新一「言っただろ。ぜってー見つけてやるって」
幻だって分かってる。
夢だってことも。
でも…夢なら…幻なら…
頼っても…甘えてもいいよね…
「遅いよ…ばか」
『まさか…!微弱ですが電波をタッチ!
どんどん強くなってます!!!』
コナン「みなみだ。…莉菜はそこにいる!
ヘリを向かわせて!!!」
艦長「うむ、直ちに消火ヘリを急行させい!」
『了解!目標座標、本艦より北西4キロ!
北緯36度四分!東経135度!SHは直ちに捜索ポイントに向かわれたし!』
『捜索ポイント直上ですが、視界不良です!
それ上、西日による光の反射がひどく日没までに発見するには困難かと…!』
光の反射…?
そういえばあいつ…
コナン「ねぇ、その反射!一か所だけ凄くキラキラした場所があるんじゃない?」
『え?えっと…』
七海「どうなの?答えなさい!」
『は、はい!海面の一部が妙にキラキラとヘリの照明を反射して…』
コナン「それだ。その光を追って!!!
莉菜はその先にいるはずだ!!!!」
七海「坊やの言う通り、ヘリを向かわせてください!
お願いします!艦長!」
艦長「光る浮遊物を辿れ!!
遭難者が居ると思われる!」
『了解!』
『浮遊物が密集してる場所に到着!これより、降下します!』
ぎゅっと強く手を合わせて祈るように握りしめている蘭。
みなみ…あと少しだ…
コナン「頑張れよ…」
『なにかあります!
明らかに浮遊物とは違います!』
ドキ…ドキ…
と緊張感が高まる。
『発見!!!!遭難者を発見!!これより救助を開始します!』
……歓喜の声が響き渡った。
蘭「よかったっ…」
コナン「はぁ…」
ポケットの中に入ってる…おっちゃんの名刺。
おっちゃん…ありがとう。
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美紀 - コナン大好きなのでこの小説最高です (2018年4月29日 13時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
yuuyuu(プロフ) - 続きが楽しみです! (2017年3月25日 22時) (レス) id: 44d76fc590 (このIDを非表示/違反報告)
生ちゃん♪(プロフ) - スズムさん» 全部のお話にコメントありがとうございます!!!すごく、うれしいです涙本当に感謝です!!! (2017年3月19日 18時) (レス) id: d0ae113321 (このIDを非表示/違反報告)
スズム - いつもの謎解きに恋愛も入れて、アニメとか漫画のコナンみたいです!すごいし、羨ましいかぎりてます!続きまっています。 (2017年3月18日 21時) (レス) id: 1fd8b1a342 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 今までのシリーズ全て面白かったです。続き楽しみに待っています。 (2017年2月27日 18時) (レス) id: cef4b96871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コナン専門ですっっす | 作成日時:2016年12月18日 17時