38 ページ38
小五郎「倉田さん」
倉田「そ、そんな…私は、この事件で初めて笹浦さんを知ったんですよ!?」
目暮「そうだ、毛利君!
彼に笹浦さんを殺害する動機なんて___「えぇ」
小五郎「殺害するつもりなんてなかったんでしょう」
目暮「なに!?」
小五郎「コナン!竹川の携帯に残されていた、笹浦さんの留守電を聞かせてくれ」
そう言いながらバレないようにパソコンをいじって、留守電を流す。
『KIクラウドに保存した。アクセスIDは…』
小五郎「なにか金属音が聞こえませんか?」
高木「どこかで聞いたような…」
艦長「なんの音なんですか?」
小五郎「この音は腰につけている特殊警棒と拳銃が当たった音…。
そうですよね?倉田さん」
俺がそういうと、倉田さんはよろっとした様子で一方後ろに下る。
そんな時に…この留守電から聞こえる金属音と全く同じように‟カチャ‟と警棒と拳銃が音を立ててぶつかった。
倉田「待ってください!
この特殊警棒も銃も、海保の警備隊ならだれでも持ってます!!」
小五郎「なるほど…しかし、この留守電が残されたのは今朝五時半。
そして彼の死亡時刻は…」
高木「今朝の五時半です!」
小五郎「つまり、彼は携帯を持ってこのイージス艦に乗る時間はなかったんですよ。
しかも今朝、舞鶴港で不審船を発見したのは倉田さん。貴方でしたね」
倉田「っ…」
小五郎「つまりその時間あなたは舞鶴港を巡回していた。
それでもまだ否認しますか?」
そっと、倉田さんの手が腰についてる拳銃へと動く。
高木「動くな!!!」
高木警部が拳銃を構えるが、目暮警部がそれを制した。
…コトっと机に置かれた拳銃と警棒。
倉田「まさか…まさかあんなことになるなんて…思わなかったんだ!!」
小五郎「イージス艦の情報を竹川に渡した直後で、咄嗟に逃げたんでしょうな」
倉田「そんなことをは知らなかったから、慌てて崖を下りて海に落ちた音を探そうとしたらあの、不審船を見つけてしまい…それから本部に通報したり海上自衛隊に連絡したりで忙しくなって…。
そんなときでした。このイージス艦で笹浦一尉の片腕が見つかったという情報を京都府警から受けて…。慌てて海に落ちた男の私物を調べました。それであの朝不審な行動をとっていた男が笹浦一尉だと知りました。業務上過失だとはいえ、自衛隊員を殺してしまったことに恐怖しました。
それで上司に頼み込んで、この事件の捜査本部に入りました」
649人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - コナン大好きなのでこの小説最高です (2018年4月29日 13時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
yuuyuu(プロフ) - 続きが楽しみです! (2017年3月25日 22時) (レス) id: 44d76fc590 (このIDを非表示/違反報告)
生ちゃん♪(プロフ) - スズムさん» 全部のお話にコメントありがとうございます!!!すごく、うれしいです涙本当に感謝です!!! (2017年3月19日 18時) (レス) id: d0ae113321 (このIDを非表示/違反報告)
スズム - いつもの謎解きに恋愛も入れて、アニメとか漫画のコナンみたいです!すごいし、羨ましいかぎりてます!続きまっています。 (2017年3月18日 21時) (レス) id: 1fd8b1a342 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 今までのシリーズ全て面白かったです。続き楽しみに待っています。 (2017年2月27日 18時) (レス) id: cef4b96871 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:コナン専門ですっっす | 作成日時:2016年12月18日 17時