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コナン「莉菜、ちょっとこい!」
「え。はぁ!?」
なんだか凄い時間がかかって帰ってきたコナンは、急に私の腕を引っ張って走り出す。
「ちょ、ちょっと…!」
きょろきょろと周りを見回しながら機材が多い部屋に入ると、すぐさま服部君との通信が始まった。
コナン「服部、聞こえるか？」
服部「あぁ、無事阿笠博士と合流したぜ」
コナン「例の赤い付着物はどうなった?」
服部「今調べてるとこや。ちょっと待っとけ。
にしても、こないな鑑定が車の中で出来るっちゅうのは凄いな」
博士「哀君は元々科学者やからのぉ」
和葉「科学者!?何言うてんの、どう見てもちっさい子供やん」
服部「まぁ、小さいことは気にすんなや」
通信機から聞こえてくる声。
はは…和葉ちゃんも大変だろうな。
服部「TBT?」
哀「事故研磨型塗料。船特有の塗料ね」
「船の塗料…」
コナン「その塗料がこのイージス艦のものかどうか照合できないか?」
服部「わかった!すぐにちっさい姉さんに調べてもらうわ」
「「ちっさい姉さん?」」
不思議になって口に出した言葉は、コナンも同じだったみたい。
服部「あぁ、それより海流の事なんだけど…佐々浦さんの胴体を舞鶴港から若狭湾に流す海流なんかなかったで?」
コナン「じゃあ、なんで胴体が若狭湾に?
あ、それで。俺が送ったデータは?」
「データ?」
コナン「あぁ。艦長室のパソコンから」
…それってダメなんじゃ…
コナン「まぁまぁ。それより博士。データのことなんだけど」
博士「あれはイージス艦の一部のデータのようじゃ」
コナン「やっぱり…」
博士「それもある会社のクラウドからコピーした形跡があった」
「クラウドって…インターネット上にデータを保存できるサービスのことだよね?」
博士「ふむ…IDとパスワードが開設できれば、クラウドにある元データを見ることができるはずじゃが…」
「なんでそんなめんどくさい事…」
いちいち保存してからってことでしょ?
コナン「…博士。そのクラウドから佐々浦さんのIDでイージス艦の艦長室へ送ってくれ」
博士「しかし…((コナン「大丈夫」
コナン「さっき触ったからアドレスは覚えてるよ。頼む」
そう言って通信を切ったコナンは次に追跡めがねにうつる。
ガヤガヤとなにやらうるさい中、段々とはっきりしてきたおじさんの声。
コナン「艦長室の会話だ。
静かにしてろよ」
「…分かってるよ」
勝手に連れて来てなんていう言い草だ。
全くもう。
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美紀 - コナン大好きなのでこの小説最高です (2018年4月29日 13時) (
レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
yuuyuu(プロフ) - 続きが楽しみです！ (2017年3月25日 22時) (レス) id: 44d76fc590 (このIDを非表示/違反報告)
生ちゃん♪(プロフ) - スズムさん» 全部のお話にコメントありがとうございます!!!すごく、うれしいです涙本当に感謝です!!！ (2017年3月19日 18時) (レス) id: d0ae113321 (このIDを非表示/違反報告)
スズム - いつもの謎解きに恋愛も入れて、アニメとか漫画のコナンみたいです！すごいし、羨ましいかぎりてます！続きまっています。 (2017年3月18日 21時) (レス) id: 1fd8b1a342 (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 今までのシリーズ全て面白かったです。続き楽しみに待っています。 (2017年2月27日 18時) (レス) id: cef4b96871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コナン専門ですっっす
| 作成日時：2016年12月18日 17時
