【名探偵コナン】絶海の探偵

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コナン「なんだ、博士」

博士「いやぁ、新しく作った衛星電話の調子を知りたくてのぉ。
あ、みなみくん。時計の修理は終わったぞ」

「ほんと!?ありがと、博士」

博士「ちょっとした不純物じゃったわ。海か何かの時に石でもつまったんじゃろ」

「そっか。
あ。でもね博士。まだ会場どころか船にも乗ってないよ」

博士「なんじゃ。随分時間かかってる用じゃな」

コナン「あぁ。今朝の不審船騒ぎでセキュリティーチェックが厳しくなってるのかも」

博士「なるほど…」

コナン「せっかく作ってもらったこの衛星電話も、今回は使わねぇ方がいいかもしれねぇな。
ところで、大阪での会報は上手くいったのか？」

博士「哀君に手伝ってもらったからのぉ。
頗る評判じゃった」

「ふふ、よかったね」

コナン「じゃ、公開演習が終わったら合流できそうだな。
あ、そろそろ列に…いくぞ」

「う、うん」

博士「ところで」

コナンが私の腕を引っ張って歩き出そうとしているところを止めたのは…博士の声。

これは嫌な予感がするぞ…。

博士「随分またされて子供たちが退屈しとるんじゃないか?」

コナン「いや、別に」

博士「よし、クイズを出してやろう!」

コナン「連絡してきた理由はそっちかよ…」

「哀〜…!」

哀「やらせてあげなさい。
一つの楽しみなんだから」

呆れたような哀の声は、博士には気にならないみたいだ。

博士「イージス艦イージスはギリシャ神話のゼウスが、娘のアテナに与えた邪悪を払う盾アイジスから来たのは知っているだろ?そのゼウスは悪魔ヒドラとの戦いでその鋭い歯に体中を噛まれたそうじゃ。
しかし、たった一か所だけ噛まれなかった場所がある。
さぁ、それはどこでしょう」


コナン「1.くび。
2.むね。
3.はら。
4.こし」

「だって。
博士がどーしても、皆に出題したかったみたい」

そういうと、3人は「うーん」と悩み始めた。

蘭「っていうか、コナンくんと莉菜ちゃん。
いつ、博士とそんな話したの?」

コナン「え、さっきトイレいったときにね」

「そうそう」

コナン「え」

「え」

コナン「莉菜にはもう、問題だしたんだよねー」

ニコニコと笑って「あ?そうだよな?」的な感じのオーラが出てるコナン。

「う、うん!」

こわい、コナン君…。

歩美「コナンくん莉菜ちゃん、わかんなーい」

光彦「降参です」

元太「答えはなんだ?」

「えっとね、答えはねーー」

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