【名探偵コナン】絶海の探偵

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コナンについていくと、段々おじさんたちが話している声が大きくなってくる。

小五郎「っで、港につくのはいつですか」

『午後、5時30分です』

コナン「まずいな…」

「え?」

コナン「腕の様子からすぐにでも解剖に回さばいと…」

「…ヘリコプター、使えばいいじゃん」

コナン「はぁ?それじゃあ船で何かあったってバレる…そうか」

ﾌｯっといつものような余裕ある笑みに変わった途端急に中に入っていったコナン。

コナン「わぁ、すごーい!!ここで運転してるんだぁ!!!」

蘭「コナンくん…莉菜ちゃんまで…」

コナン「こら、ガキたち!!入ってくんじゃねぇ!」

コナン「だって、ヘリコプター探してたらおじさんの声が聞こえたから。
ね、莉菜」

「え?う、うん…」

顔を覗かせながら言うと、「ヘリコプター?」なんて呟いて考え込むおじさん。

小五郎「そうか…ヘリならすぐに運べる」

『しかし、ヘリを出せば乗客に気づかれる恐れが…』

小五郎「そんなこと言ってる場合では…」

艦長「毛利さん。もし、こんなことが起きていると乗客に知られれば、パニックになりかねません」

とんっとコナンに肘で突っつかれた。

…しょうがない、言うしかないか。

「莉菜、ヘリコプターが飛ぶところ見てみたいなぁ…さっき大砲動かしてくれたみたいに!」

蘭「さっきみたいにデモンストレーションだって言ってヘリを飛ばせば…!」

子供みたいな声で言ってみると、私の言葉の意味が分かった蘭がそういう。

『バレることはないと思います』

小五郎「館石館長。
ここは、一刻を争います」

艦長「…分かりました。すぐにヘリを用意しましょう」

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