【名探偵コナン】絶海の探偵

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蘭「お父さん!大変よ!」

小五郎「なんだぁ!?」

コナン「お前もだよ!」

「うわっなに!」

トイレから帰ってきた、と思ったら急に蘭がおじさんの腕を焦ったように引っ張り出す。

もしかしてさっきの…なんて思ってたら、コナンにぐいっと手を引っ張られ私の足は自然と走っていた。

コナン「蘭ねぇちゃん!ちょっとトイレ!」

蘭たちが返事もせずに、角を曲がってよくわかんない所に連れてこられる。

「はぁっはぁっ…ねぇ、新ちゃんっ。
もしかして手のこと…?」

息を整えながらゆっくりとそう聞くと、「あぁ…」と真面目な顔で頷いたコナン。

やっぱり…。

『おぉ、なんや工藤!』

急にそんなこってりな関西弁が聞こえて見てみると、腕時計の衛星電話からだった。

コナン「服部か。イージス艦で腕が発見された」

服部「なに!?イージス艦で遺体がでたっちゅうか!」

うん、だからそう言ったよね? ←

コナン「いや、見つかったのは左腕だけだが恐らくは…こっちだ」

「わっ…!!!」

コツコツと足音が聞こえたかと思うと、腕を引っ張られて奥の方に移動させられる。

コナン「バ、バーロ。静かにしろっ!」

「新ちゃんしー!!!」

その声がうるさいよっ!!

服部「お、星野もか。
元気かー」

「うん、元気だよー」

コナン「んな話してる場合じゃねぇぞ」

低い声が聞こえ見てみると、呆れたというか苛立っているというか…何とも言えない表情のコナン。

服部「なんや、けちやな。
あ、嫉妬か嫉妬やろ!」

コナン「あのなぁ!?」

「わー、ばか!」

急いで口を塞ぐと、丁度周りに人はいないみたいだ。

「「はぁ…」」

服部「クッハハハ笑
ほんと、お似合いやな笑」

「それ、喧嘩売ってる?」

服部「売ってへん売ってへん」

コナン「もう、話し戻すぞー」

服部「ほな、工藤がまたヤキモチし始めるから…今度大阪こいよ!」

「うんっ!結局大阪なんてほとんど誰かさん達のせいで満喫できてないしー」

服部「達やないやろ。工藤だけやわ」

コナン「もーお前ら一回黙れ!」

なんてコナンが怒っちゃったので、おふざけは一旦終わり。

コナン「左腕は海上自衛隊の制服を着てたみたいだぜ」

服部「殺害されたのは自衛隊員か!?」

コナン「殺害されたか事故かはまだ分からねぇけど…ただ、死んだのは一等海尉だ」

服部「気になんな。あぁ、分かった。すぐに向かう。
連絡待ってるで」

コナン「よろしくな」

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