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___ガチャガチャ

地下室の階段を降りてドアノブに手を伸ばすと、鍵が閉まっていて開かなかった。

ドアの上にある空気溝にサスペンダーをつけ、その反対側を階段の方につけてピッっとボタンを押す。

するとサスペンダーは縮もうと力を働いて…大きな音を立てて空気溝がはずれた。

コナン「よっと…」

中に入ると、外からこっちに走ってくる音が響く。

小五郎「おい、ボウズ!どうした!」

ドアのカギを外してあけると、おっちゃんは安心したような声を漏らした。

コナン「…これは!」

ロッカーなどを一つ一つ見て行くと、棚に入っていた大きなカバン。

小五郎「どうした…」

コナン「こんなものがあったよ」

小五郎「なんだこりゃあ…これは!目出し帽に手袋…ガバメントまでありやがる!」

鞄のチャックを開くと見えた中身。

そしてその上に一枚の領収書があった。

小五郎「4月4日横浜新都…」

コナン「おじさん、4月4日ってさっき変な車が止まってたっていった日じゃない?」

小五郎「あぁ、車が入れ替わったって…ん?入れ替わった…?
わかった!ここで逃走車を乗り換えたんだ!この目出し帽とガバメントで、何かをやらかした犯人がな!」



小五郎「次は4月4日にどんな事件があったかだ。
これが分かれば、あとは簡単…うおっ…」

鞄を持って外を出ようとした時。

小五郎「なんだあいつら…」

っ!

外でさっきここに居たおじさんに何かを聞いてる人達が。

小五郎「け、拳銃!」

その人たちが懐から出したもの。

コナン「一般人じゃないってことは確かだね…」

小五郎「ひょっとして、このバックを取りかえしにきたんじゃないか?」

かもしれねぇな…

小五郎「よし、分かった!
お前が飛び出て、奴らを引き付けろ。その好きに俺が車に乗って、お前を助けてここを脱出する!」

親指を立ててグーサインをしながらそんなことを言ったおっちゃん。

じとーっと呆れた視線を向ければ、俺から顔を逸らし「大丈夫だって」と言いながら手で"行け"と示してきた。

小五郎「何だお前。俺の言うことが信用できねぇのか?」

コナン「できない」

小五郎「いいから行けって!」

コナン「あわわ…!!」

素直に答えれば、おっちゃんは痺れを切らしたように俺を外に放り投げた。

コナン「あ、あ…あははは…」

バッチリと目があったので、とりあえず笑ってからその場から走る。

『待ちなさい!』

こんな状態で待てるか!

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極・吹雪姫 - そら>私も、、 (2019年5月1日 20時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
そら - 修学旅行のやつを書いてほしいです! (2019年3月30日 18時) (レス) id: 95634d9f07 (このIDを非表示/違反報告)
深山菜月(プロフ) - すごく素敵な作品ですね!更新楽しみにしてます! (2019年3月13日 4時) (レス) id: de0671ca73 (このIDを非表示/違反報告)
コトノハ - 次はどの映画なのか楽しみです!!更新楽しみに待ってます!! (2018年6月10日 19時) (レス) id: 516ed03339 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きなのでこの小説最高です (2018年4月29日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コナン専門ですっっす x他1人 | 作成日時:2017年4月4日 0時

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