【名探偵コナン】探偵たちの鎮魂歌

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コナン「見ろよ服部。後頭部を撃たれた割には出血が少なすぎねぇか?」


服部「せやな。その代わりこっちにはでっかい血のシミがあるで」


コナン「どういうことだ…ん?椅子についた結婚が座面に真っ直ぐ垂れている…」


服部「おまけに見てみぃ?椅子のキャスターが撃ち抜かれて1つ取れてもうてる」


コナン「なるほど…そういうことか」


服部「そういうこっちゃな」


この事件の真相が見えてきて、ﾌｯっと笑みが漏れる。


服部の携帯の音が部屋に響く。


服部「服部や」


『次のステップに進んだようだね、服部君』


服部「あぁ、なんとかな」


『解決してほしい事件が分かったかな』


服部「西尾正治の射殺事件やろ?おい…まさかあんたの正体…」


服部の言葉を聞かずにﾌﾟﾂﾘと電話は切れた。


そんな時、下から聞こえたガラスが割れるような音と…バイクの音。


白馬「いい展開ではないことだけは…確かだね」


そしてそのバイクの音の主は…俺たちを狙っているようだ。


部屋から走り出すと、暗い廊下の後ろの方をバイクのライトが照らしているのが見えた。


服部「なんやあいつら!」


白馬「ゲームを面白くする、っていうやつじゃないのかな!依頼人が言ってた」


服部「おもろすぎるで」


コナン「このままじゃまずい。二手に分かれよう!」


服部「よっしゃあ!」


すぐそばの部屋に服部が逃げ込んだため、1人まいたみたいだ。


もう1人のバイクを引き連れて近くの部屋へと入る。


ベルトからサッカーボールを膨らまし、詰まれている段ボール目掛けて蹴りつけた。


倒れてきたダンボールの下敷きになるバイク。


白馬「まいったなぁ。ペンキがシャツに飛び散って台無しだ」


エンジンを切る音がした次の瞬間、段ボールの中からバイクがこっちに向かってまた走り出す。


コナン「俺がひきつける!」


スケボーに乗り会社から出ると、2台ともついてきた。


住宅街へ逃げ込むとバイクは1台に。


そして抜けた道は工事中。


コナン「っ、」


なんとか橋の上の部分に飛び乗るが…相手が撃ってきた銃の一発が当たりスケボーから足が離れた。


コナン「うわ!」

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