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コンコンっと窓を叩かれたかと思うと、居るのは光だった。

「光!?今、何時だと…」

光を見てみると制服のまま。

光「要は?」

「家に帰ったけど…」

光「…これ。くう?」

そう言って光が見せたのは…アイスクリーム。

「たべる!」


少し外を歩いて、あの待ち合わせ場所の手すりの部分に座ってアイスを食べる。

…いや、こいつ話したいことあったんじゃないの?

光「…おじょし様のやつ」

小さくボソっとそう呟いた光。

光「ふっ…やっぱ知ってたか」

その時つい、ビクっと肩を揺らした私の様子で察したのか、光は悲しそうに笑った。

光「…俺さ、さっきまなかと…あかりの恋人の家にいたんだ。
…ほら、あのさ。小さい頃よく遊んでもらった…「みをりさん」

「でしょ?美海ちゃんのママの」

光「なんで…」

「うろこ様のところに居る時にあかりさんに聞いたの」

光「あかりから…か。
じゃあみをりさんが…」

「知ってる。…ふふ、余計分かるね。美海ちゃんの気持ちが光は」

光「…あいつ、言ってたんだ。
おじょし様のやつ、自分がやったって」

「え?」

光「…その時、俺あいつのこと責められなくてよ。
わかるんだ。莉菜の言う通りで、その気持ち。
そうしたら…まなかがうろこ様に自分は守られてる。そう言って泣き始めた」

…あれか…。

光「…一緒に謝る。俺が散々文句言われるなら、まなかも言われる。
俺を守りたい。泣きながらそう言ってたんだ」

そう言った光の視線は前を向いていて…それでも…辛そうだった。

光「俺がまなかを守るはずだったのに…反対にエナみたいなまなかに守られて……あいつはあぁやってどんどん成長してって……いつか…紡と一緒に…」

「…光」

そっと光の頬に手を伸ばすと驚いたような表情をする。

…紡が言ってたように…海の人間の目は綺麗。

だけど一段と綺麗になるのは…涙で…濡れてキラキラしているとき。

「光…我慢しないでいいんだよ?
あかりさんにも…まなかにも弱音が吐けなくたって…私が…要がちさきが…いるじゃん。
光はまなかしか見えてないだろうけど…私達がいるじゃん」

光の目は…そんな風にキラキラしていた。

光「何言ってんだよ…笑」

「真面目にいってるの」

光の目を見てはっきり伝えれば…ちょっぴり辛そうに顔を歪める。

光「…ばーか」

「へ?」

光「お前を守る身にもなれよな」

「え、私光に守られてるの!?」

光「…俺をガキ扱いしやがって」

そう言って笑った光。

…いつもの光の笑顔だ。

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もも(プロフ) - こんにちは!コナンの方もお気に入りで全部見ちゃいました!凪のあすからも大好きなので良ければ更新して欲しいです!頑張ってください! (2016年5月8日 8時) (レス) id: 00c5c3f7bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凪のあすかららら | 作成日時:2016年4月30日 17時

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