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光「あいつっ。
男居るなんて一言も言ってなかったのに…地上の男だぁ!?」
要「村から出て行くつもりかな?」
光「地上の奴と何て上手くいかねぇよ!
結婚したってどうせ出戻ってくるだろ」
「それは無理だよ、光…」
光「無理?なんでだよ」
まなか「無理だよっ!だってあかりさん、良いお母さんになりそうだもん。
出戻ったりなんてしないよ」
要「そうじゃなくて。
地上の人と結ばれたら村から追放されちゃうんだ」
まなか「追放って!?」
光「なんだよその物騒ワード!」
要「僕に怒鳴られても…」
「結構前から…そう決まりになってるらしいよ」
光「聞いてねぇよ、そんなの!!」
ちさき「でも、駄菓子屋のさつきさんも原さん所の幸二兄さんも地上に出てったまま戻ってこないでしょ?」
まなか「あっ…」
光「戻ってこねぇ人なんて…海を捨てたんだって思ってたのに…」
まなか「いじわるだっ!!!!」
急にそう叫ぶまなかにびっくりして思わず体がビクンっと揺れる。
まなか「大切な人と家族になりたいって、全然悪いことじゃないのに…素敵な事なのに…それなのに海から追い出しちゃうなんて…」
光「それって…自分も地上の男とくっつきたいって考えてるから…?」
まなか「え、やだっ!えっちな事言うひーくんなんて嫌いだよっ!!!//」
光「俺だって!!えっちなこと言うまなかは嫌いだっての!!」
まなか「私、言ってないよ」
光「言ってる!!!なんか最近、気持ちわりぃんだよおま「光っ!!!!!」
瞳を濡らしたまなかはすぐさま海に潜って行ってしまった。
「光の気持ち、わかるけど。あれじゃあまなかが可哀想だよ。
光。ちゃんと言わなきゃ…((光「分かるって何だよ」
光「なんだよお前。
いっつも大人ぶって。お前に、お前に俺のなにがわかるんだよっ!!」
ちさき「光!それはいいすぎ…」
光「お前もだよ!ちさき…!」
いつもよりきゅーって胸が痛くなり、視界がぼやけてくる。
光「あっ…」
「いこっ、ちさき」
泣いちゃだめだ。
決めたんだ。泣かない、って。
「光のばかっ……」
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もも(プロフ) - こんにちは!コナンの方もお気に入りで全部見ちゃいました!凪のあすからも大好きなので良ければ更新して欲しいです!頑張ってください! (2016年5月8日 8時) (レス) id: 00c5c3f7bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凪のあすかららら | 作成日時:2016年4月30日 17時