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哀「っで、なにがあったのよ」
「なにもないよぉ…」
あの後、新ちゃんから極度に離れてた私をおかしいと思った哀が冷たい視線で見てくる。
哀「…そ、ならいいけど」
「うん…」
未だに熱くなった耳を触る。
快斗の熱い吐息まじに聞こえた低い声。
「あいつ…新ちゃんと声まで似すぎなんだよばか」
……あれ?
わたし、快斗の声で言われたから?
快斗の顔で言われたから、ドキドキしてるのか?
それとも…
近くの机で皆で遊んでる新ちゃんを見ると、パチっと目があった。
"な、ん、だ、よ"と口パクでつまんなそうに聞いてくる新ちゃん。
ふるふると横に首をふり、また机に顔をくっつける。
「……どうしちゃったんだろ…私」
未だにきゅーって切ないままの胸。
「……はぁ」
どっちになのかわからないし。
わかりたくもない。
2人にはちゃんと、思ってる人も思われてるひともいるんだから。
快斗には青子が。
新ちゃんには蘭がちゃんといるんだから。
「だめ」
気づいたらだめなんだ。
この胸の切なさは。
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しおん(プロフ) - コナンくん必死やなw (2021年2月6日 11時) (レス) id: e7a7d35913 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きなのでこの小説最高です (2018年4月29日 12時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - このシリーズくそおもしろい!!これからも頑張ってください! (2016年5月23日 16時) (レス) id: dffc8a9bd6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずゆづ - 最高でしたT^T 向日葵頑張ってください!! (2016年4月17日 22時) (レス) id: 4d7a3ffbe4 (このIDを非表示/違反報告)
此花 - さっきのコメント忘れてください。 向日葵頑張ってください。 (2016年4月17日 2時) (レス) id: 10195b4198 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コナン専門ですっっす | 作成日時:2016年4月2日 21時