【名探偵コナン】天空の難破船

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あの後、足に巻かれてるうっすら赤くにじんだ白いハンカチをみた新ちゃんが私をすっごい怒って。

「ごめんなさい…」

コナン「はぁ……無事でよかった」

安心したように笑ったから、何も言えなかった。

快斗「あ、これ返しとく」

ぽいっと快斗が乱暴に投げたものをキャッチして、何か見ると

「あ、通信機!」

やっぱり、快斗が持ってたのかっ!

リーダーさんに近づいて服の中を探る新ちゃん。

「あ、それ携帯?」

コナン「あぁ。
……ねぇ、誰と電話してたの?」

新ちゃんが子供声で聞くと、ぷいっと嫌そうに顔を背けたリーダーさん

「話したくないなら…ね、新ちゃん」

コナン「素直に白状しないと…これの中身かけちゃうよ」

赤い猫のシールが貼られてる中が緑色の瓶のキャップを少し緩めながら言う。

『っ…好きにしろ』

コナン「ﾌっ…じゃ、キャビンに戻るか」

「え!?かけるんじゃないの?」

コナン「んなことはどうでもいーんだよ」

「えっ、えぇ!?」

コナン「お前も怪我してんだし、早く戻るぞ」

「あっ、この腕のかぶれみたいなのは?」

コナン「それもかねて、キャビンに行くぞ」

ぐいっと手を引っ張られ、快斗に挨拶でもしようかと思ったらもう快斗は見当たらなかった。

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