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コナン「奴はおそらく赤いシャムネコ…っまずいっ。
まずいぞっ」
焦ったような新ちゃんが、さっき見えた人が居た場所に走って行く。
「…ヘリの音?」
コナン「隠れろっ!急げ!」
新ちゃんに言われ、急いで少し離れた場所に行くと、黒い格好をしてる人たちが入って来た。
コナン「奥へ行けっ」
はしごを歩美ちゃんから順に登ると、ギリ黒い格好の人達には見られずにすんだみたい。
また急いでいた場所に戻ると黒い格好をしてる人の1人がマスクをとった。
ヤンキーみたいな顔つき。
光彦「コナン君…どうしましょ」
『全乗員に告ぐ。
大至急ダイニングに集まるように』
pipipi__
コナン「俺だ」
哀「飛行船がハイジャックされたわ」
通信機から聞こえた、哀の潜めた声。
コナン「やっぱりな…。
奴らの要求は?」
通信機からは哀が以外の声も少し聞こえてくる。
中森「要求を聞こう。
金か?それとも服役中の仲間の釈放か?」
『フッ…俺達は鈴木財閥に恨みがある。
特にこの、じいさんにな』
次郎吉「確かに、わしは十年前に警察に手を貸した。おぬらの組織をつぶすためにな。
だから、人質にはわしがなる。他の者は解放してくれ」
『そういう訳にはいかねぇな』
次郎吉「なぜじゃ!」
『飛行船はこのまま大阪へ向かう。
警察に連絡しろ。ただし、少しでも妙な動きを見せれば…飛行船を爆破する』
「ばくはっ!?」
さっきのは…爆弾ってこと!?
『それと…これが例の殺人バクテリアだ!間違っても、俺達を捕まえようなんて思うなよ。喫煙室だけではなく、このキャビン全体に殺人バクテリアが飛び散る事になるからなっ!』
光彦「どうします?」
歩美「哀ちゃんや皆を助けなきゃ!」
コナン「それよりも…まず爆弾の解除だ。
…灰原。その人質に中に犯人たちの仲間がいるかもしれない」
「気を付けて」
哀「了解」
ピっと新ちゃんが通信機を切る。
コナン「おめぇら…まさか喫煙室には入ってねぇだろうな」
「「「「っえっと…」」」」
コナン「入ったのか!?」
元太「でも…覗いただけだよ」
「うんうんっ」
必死に頷いたりして、コナンに説明したりして。
「爆弾!どうするの?」
意味なさそうだから話をすりかえる。
コナン「ぇあぁ…爆弾は全部で4つだ。
その内の2つは下の通路の後ろ半分に。
燃料タンクの近くが一番怪しい。
お前ら、その爆弾を見つけ出せるか?
それと…少しでも具合が悪くなったら俺に言うんだぞ」
その言葉と共に、皆で爆弾を探し始めた。
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しおん(プロフ) - コナンくん必死やなw (2021年2月6日 11時) (レス) id: e7a7d35913 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きなのでこの小説最高です (2018年4月29日 12時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - このシリーズくそおもしろい!!これからも頑張ってください! (2016年5月23日 16時) (レス) id: dffc8a9bd6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずゆづ - 最高でしたT^T 向日葵頑張ってください!! (2016年4月17日 22時) (レス) id: 4d7a3ffbe4 (このIDを非表示/違反報告)
此花 - さっきのコメント忘れてください。 向日葵頑張ってください。 (2016年4月17日 2時) (レス) id: 10195b4198 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コナン専門ですっっす | 作成日時:2016年4月2日 21時