【名探偵コナン】天空の難破船

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『この菌に感染すると、まず、体のどこかに痒みを伴います』

服部「ほんま、エライ事件が起きてしもうたなぁ…。
今日は朝からこんなニュースばっかりや」

隣の新ちゃん……改めコナンが今通話なうの電話からこってこての関西弁が聞こえてくる。

コナン「あぁ……って、おまっ顔がちかっ…/」

「いひゃいひゃい……」

だから顔(主に耳)を近づけて聞いていたら、顔を真っ赤にしたコナンに怒られちゃった。

「ほっぺ引っ張ることないじゃん…」

挙句の果てにこのおもちみたいなほっぺを引っ張りやがって。

コナンってか新ちゃんは手加減なしなんだからっ。

服部「ほんま、お前らは仲良しやなぁ」

コナン「ﾊﾞｯ…うるせぇよ」

あり?服部くんの声が大きく聞こえる。

ﾁﾗってコナンを見てみると、机に普通に置いてある携帯を指さした。

あ、スピーカーになってるっ!!

『特に小さいお子さんには感染しやすく、すぐに症状が出やす…「やて」

服部「どうないする?小さいお子さんになってしもうたコナン君と莉菜ちゃん」

コナン「ほっとけ」

「そーだそーだ。
…メロンソーダ飲みたい。アイスクリーム乗ってるやつ」

コナン「勝手にポアロにでも行ってろ」

「酷いっコナン君っ」

ｸｯｸｸっと笑ってる服部君の声がコナンの携帯から聞こえる。

コナン「…それより、服部。
俺がひっかかるのは…」

あ、無視った。

服部「犯人グループが何で実験室を爆破したかやろ」

服部君まで!!

もう、知らないっ。

「ポアロ行ってくる…」

そう呟いて立った時に、ぐいって腕を引っ張られ何故かまた座らさせられた。

「なっにす…」

ｼｰって人差し指を口に持ってき、イタズラ笑顔で笑う。

…憎めないっ。

服部「どないした?」

コナン「あぁ、なんでもない」

なんでもなくないよっ。

莉菜ちゃんアイスメロンソーダ飲みたいんだよっ! ←

コナン「お前はここにいろ」

ボソっと耳元で呟かれた言葉。

「っ〜〜…/」

天然タラシめ。

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