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Suwa.side


__18ねぇ..



初めてベルムズのアジトのBARに訪れたのは..バイトの応募だった。



諏訪「お願いします!
どうしてもお金が欲しいんです」



私を冷たい目で見ていたカウンターの人が、入ってきた男にたいして頭を下げる。




それが、喜志正臣だった。


喜志「なんで金がいる」


諏訪「芸能事務所の支度金で、200万必要だった言われて..」


喜志「それ信じてんのか?
騙されてんぞ」



諏訪「かもしれないけど!
..どうしてもモデルの夢..叶えたくて」


喜志「..なら、俺の女になるか?」



この時と正臣の気持ちなんて読み取れなかったけど..モデルの夢を叶えれるなら、と私は正臣と彼女になった。









水越「ご飯行こうよ」


諏訪「あー..ごめん。私、彼氏と用事があるから。
迎えに来てるんだよね」



水越「あれが彼氏の車?」


諏訪「まぁ..」


「唯月を彼氏さんにとられた..」


諏訪「あんたは甲斐と遊んでなさいよ」



「それはいいや笑」


手を振る3人に振り返して、正臣の車に乗り込む。



諏訪「ただいま」


喜志「おかえり」


諏訪「さっき紹介してくれたプロダクションから電話きたよ!合格だって!
あそこずっと入りたかったんだよね..私が憧れてるモデルも所属しててさ..澪奈がどうかした?」



自分でも声が冷たくなるのが分かった。



喜志「あいつ有名な水泳の選手なんだろ?
人気あんの?」



諏訪「まぁ..私は苦手だけど。
なんか鼻につくっていうか..」





__澪奈〜、アイス食べに行こ



__もう帰るよ笑






..何であんな奴がAと仲いいの。



学校ではそんな風に見せてないくせに。



..私達以外に仲良い人がいないように見せるくせに。





諏訪「あんなやついなくなればいいのに..」



喜志「ほんとに居なくなったりして」




驚いて正臣を見れば、正臣はフッと笑うだけだった。








喜志「景山澪奈!
自 殺したんだって?」


クラブで、正臣に言われた。



..あの子の入院が延びて3日の出来事だった。




諏訪「え..うん」


喜志「あれって..実は....やっぱいいや」



楽しそうな表情のまま、正臣はそう言う。



喜志「プレゼント。大事にしてくれよ」







今も肌身離さず持っているネックレス。


プレゼントは嬉しかったけど..何かがずっと引っかかった。




未だ分からない何かが

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ikumina4(プロフ) - mori48360616さん» ああありがとうございます!! (2019年4月4日 0時) (レス) id: 9fb0864149 (このIDを非表示/違反報告)
mori48360616(プロフ) - 石川くんじゃなくて石倉くんですよ!いつも読ませて頂いてます! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 907c0ca260 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとタメでごめんね (2019年3月19日 20時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽかぽか笑顔 | 作成日時:2019年3月17日 23時

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