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柊「お前に勝って、フェイク動画の黒幕を暴いてやる」
「ッなに! 」
須永「見ててやれよ」
「..何であんたに止められなきゃなんないの」
須永「いつものお返しだよ」
フッと笑われて、思わず口を尖らせる。
皆が見つめる中、2人の喧嘩が始まる。
石倉「甲斐!! 」
柊「攻撃のリズムがいいねぇ!
流石ダンス経験者だ」
甲斐「馬鹿にすんじゃねぇ..!!」
隼人がまた机に突っ込む。
柊「筋はいいがまだまだ青いな」
甲斐「ウッ..!」
先生が隼人のお腹を殴る。
柊「お前が起こした傷害事件。
あれは元々お前が景山を使って金を稼ごうとしたことがきっかけなんだよなぁ?」
宇佐美「どういうこと..?」
柊「金に困ってたんだよなぁ?
お前の母親は脊髄をやられて介護生活を余儀なくされた。
で、お前もダンスを辞めて働かなきゃいけなくなった」
石倉「..んだよそれ..」
甲斐「ゴチャゴチャうっせぇんだよ!!」
柊「お前は金に目がくらんで廃ビルに景山を連れ込んだ。
なのになんで、裏切って彼女を助けた?」
甲斐「景山を攫おうとしたからに決まってんだろッ!!」
隼人を床に打ち付ける先生
ただその瞬間、先生の表情が変わった。
今だ、というように隼人が先生に殴りかかる。
柊「お前は..本当に何も知らなかったのか?」
一瞬の隙に、次は先生が隼人を机に押し付ける。
柊「薄々感ずいてたんじゃないのか?
景山が、酷い目に遭うことを..!!
お前はそれでいいと思ったから引き受けたんじゃないのか!!
けど..急に怖気づいて景山を庇った。 」
甲斐「んなわけねぇだろ!!」
柊「ならどうして景山を陥れるような動画を撮らせた。
それを頼んだのは、景山を攫おうとした奴らだろう?」
__景山澪奈が二度と泳げなくなるような
柊「目の前で攫われるのは気が引けるが、他人がアップした動画なら構わないと思ったか?」
さっきと打って変わって、隼人の攻撃が雑になる。
柊「景山が、傷ついたことに変わりはない」
甲斐「黙れェ!!てめぇに何がわかる!!! 」
鈍い音が聞こえた。
柊「わかるよ。
お前は彼女に嫉妬してたんだ。
夢に向かって生きる彼女が羨ましかった」
甲斐「知ったような口してんじゃねぇよ!!」
柊「素直になれよ。
夢を諦めた自分とは対照的な彼女が妬ましかった、違うか?」
甲斐「だったらなんだよッ!!」
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ikumina4(プロフ) - mori48360616さん» ああありがとうございます!! (2019年4月4日 0時) (レス) id: 9fb0864149 (このIDを非表示/違反報告)
mori48360616(プロフ) - 石川くんじゃなくて石倉くんですよ!いつも読ませて頂いてます! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 907c0ca260 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとタメでごめんね (2019年3月19日 20時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽかぽか笑顔 | 作成日時:2019年3月17日 23時