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3月4日| ページ1

Kayano.side


茅野「下の階から声が聞こえたの。
あれは多分里見くんの..」


宇佐美「だから夢だって」



逢沢「確かに。それで里見達の生存を主張するのは難しいな。
..あ、それより..いつ仲直りしたの?」



茅野「いつって言われても..」


宇佐美「いや仲直りしてないから」



躊躇なくそう言った宇佐美さん。



茅野「え?」


宇佐美「いや、あんたが澪奈の真相を知りたいって言うから付き合ってるんでしょ?
..まぁ、私も知りたいし..だからこれまでの事は水に流して手を組んでるだけ。」




なんだか上から目線の言葉。


茅野「いや..世間ではそれを"仲直り"って言うんでしょ?」


宇佐美「うっさいなぁ..」



これまで宇佐美さんに向けられた"うるさい"とは違う言い方。



少し嬉しくなった。






小宮山「だから離れてって言ってんの!」



小宮山さんの声が響く。



魚住「そんな言い方しなくても良くない?」



河合「どうしたの?」


魚住「私の事..臭いって..」



水越「ほんとのことでしょーいつも汗かいてるし..」



魚住「新陳代謝が活発って言ってもらっていいかな!?」


小宮山「だから動かないでよ!!」




ダンッと、誰かが強く机を叩いた。




「どうでもいいから黙ってくんない?」




花岡「..諏園さんはいいよね。
殺される不安ないんだから」


昨日の里見くんの件があったからか、



花岡さんの表情が怖い。



「..は?」



初めてあんなに怒った諏園さんを見た。



いつも1歩後ろでにこにこと笑っていた彼女が



魚住「..ずるいよ、そんなの..」



小宮山「だから動かないで、つってんの!!」




須永「うっせぇな!!
風呂入ってねぇのは皆一緒だろ。んな事で騒いで諏園にあたんなよ。
つかお前らだって充分くせぇよ」



水越「は、なにそれ」



小宮山「もういいよ、向こうで食べるから」


イラついた小宮山さんは、魚住さんの蹴ってから席から離れる。


そしてそれを見た河合さんが、小宮山さんの肩を押した。




須永「だからうっせぇんだよ!!」


「愛華、この席で食べていいから」


自分の椅子を差し出す諏園さんは、いつもの様にロッカーに座った。






金沢「..大丈夫?」


魚住「今..あいつ..」


金沢「須永くん..?」





魚住「100パー私に惚れてるよね?」




金沢「へ?」


魚住「見てたでしょ。私の事あんな必死に庇って..」


金沢「いやそんな必死じゃなかったと思うしあれは多分諏園さんのことを..」

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ikumina4(プロフ) - mori48360616さん» ああありがとうございます!! (2019年4月4日 0時) (レス) id: 9fb0864149 (このIDを非表示/違反報告)
mori48360616(プロフ) - 石川くんじゃなくて石倉くんですよ!いつも読ませて頂いてます! (2019年4月3日 2時) (レス) id: 907c0ca260 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとタメでごめんね (2019年3月19日 20時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽかぽか笑顔 | 作成日時:2019年3月17日 23時

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