乃木坂、欅坂、時々女優３

。。 ページ36

(倉科)



　壁を伝いながらのそのそ歩くとやっと乃木坂の楽屋に着いた


　よし！絶対バレないように振る舞わなきゃ！


　気合を入れて楽屋に入る


　「みんなおはよー」


齋藤「あ、奈々未ー！やっと来たよ？」


橋本「あ、おはよう ずいぶん遅かったね」


　「欅坂の子と喋ってたら３０分前って伝えられてさ笑」


若月「A着替えてきな？？」


　「はーい」



　奈々未はずっと私の顔を見てて気づかれるのも時間の問題だと思うけどとりあえず乗り切るしか無いし急いで着替えて楽屋に戻る


桜井「Aー！今日も凄く良かったよ！」


　「えーありがと笑」


桜井「最後ちょっとバテてたでしょ笑」


　「あ、バレた？笑 最後キツくて笑」


橋本「玲香ちょっとA借りるね？」


　「え？ なに？」


橋本「いいからこっち来て？」


　「なになに？？怖いんだけど」


橋本「A私に隠してることあるよね？」


　「え？ 隠してること？」


橋本「まだ自分の口から言わない？？」


　「んー、、」


橋本「何度あるの？」


　「ないない笑」


齋藤「え、A熱あるの？」


　「ないよー笑」


橋本「じゃあ何で首に冷えピタが貼られてるの？」


　うわ、、、やらかした、、、



橋本「黙ってないで言って？」


　奈々未激おこモードでもう誰も仲裁できないし一対一で逃げ場がない、、

　「えっと、、、その、、朝は微熱でして笑」


橋本「それで？」


　「今は、踊ったから一時的に熱が高いだけであの、そんなに重症じゃないので、、」


橋本「じゃあ測って？」


　「え？今？？」


橋本「披露してから約２時間は経ってるし冷えピタもしてるし熱あったとしても微熱じゃないの？」


　「んーまぁ、、はい、、」



　あーもう逃げれません、、目の前で測るなんて嘘申告も出来ないし、、


橋本「はい貸して？」


橋本「これのどこが微熱なのかな？」


　「え、、そんなにあったの？」


橋本「38.５℃もあって気づかないもんかね？」


　「ごめんなさい、、気づかないフリしてました、、」


橋本「まったく、、今日は出演しないで寝てて」


　「なんで？もうあと少しで出番でしょ？ しかも欅坂の楽屋で寝てきたし！」


橋本「いや熱出してる人をテレビに出させる訳いかないでしょ？」


　「奈々未が何と言おうとAは出るから！！」


橋本「そんなに熱あるのに踊れる訳ないでしょ！」

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